日本木地師学会とは

 久しい間、歴史の片隅で忘れられてきた木地師の歴史・社会・民俗・工芸技術・木工史などの基礎的資料の発掘、調査、研究に全力を尽くす人達の集まりです。

 現在、会員190名。会員は木地師、研究者、木地師の子孫の方など経歴は様々です。また、会員の方には「木地師研究(冊子)」をお届けしています。

木地師の伝承DVD紹介

長野県伊那ケーブルテレビ制作。
第32回「地方の時代」映像祭2012(NHK、日本民間放送連盟など主催)のケーブルテレビ部門選奨受賞作品。

木地師について初のDVDで、詳しく紹介された貴重な映像です。

■1枚目
木地師の伝承−知られざる世界
■2枚目
木地師の系譜−犬養毅(5.15事件で暗殺)と木地師の末裔たち

《 放映時間 》 60分

《 定価 》 1,580円(送料込)
【申込み方法】
※電話かFAXでお申し込みください。
日本木地師学会  TEL/FAX 0263−53−7620

昭和60年 日本木地師学会結成

・平成14年6月現在、研究雑誌『木地師研究』を第150号(総ページ
 2,184P)まで発行。

・毎年一回「総会」を開催。

日本の精密工業、ハイテク産業のルーツと木地師

木地師学会会長 楯 英雄


 木地師は木地屋といわれ、江戸時代から明治時代初年まで「手挽ろくろ」という道具を使って、お椀などの木地を作った職人さんです。

 手挽ろくろは、下記の写真のように一人が「ろくろ軸」に紐を巻きつけ紐を交互に手前に引っ張って回転させ、軸の先に取り付けた木の材料を削ってお椀などを挽き出す仕事です。
木の材料を削るのは、細長い鉄の先を加工して作った刃物で、「ろくろ鉋(カンナ)」と呼ばれています。



手挽き轆轤の様子


電動轆轤の様子

 日本の手仕事の歴史は、作る物を固定させ手に持った道具で削ったり、切ったり、張ったり、塗って作ります。作る材料を写真のように激しく回転させて作る仕事は木地師だけの仕事です。 例えば、茶碗や壷などの陶器も「ろくろ台」の上に置き、手や足でろくろ台を回して作りますが、その場合手で形を整えて作ります。木地師の仕事は、
 
1.作る木の器の材料を手挽ろくろで早く回転させる。
2.回転している材料を、ろくろ鉋という道具を使って形を整えて器を
  作り出す。

 このような作業工程は、日本の工芸史の中でも木地師だけの仕事です。木地師のこの仕事は日本における精密工業、ハイテク産業のルーツであります。明治時代日本が産業革命をいち早く導入、達成できたのは、日本にも精密工業のルーツがあったからです。
 

木地師サミット

 学会では毎年一回「総会」を開いておりましたが、平成13年より『木地師サミット』と名称を変更し下記の目的にて開催しています。

・地域に木地師の歴史文化を知っていただく
・木地師の仕事と作品、製品の紹介

 私たち木地師学会では「木地師さんのお仕事を少しでも支援したい」という気持ちから、色々な催しを考えております。一人でも多くの方に、日本の産業を支えてきた「木地師の仕事」に触れ合えるようお手伝いします。

木地師に関する情報提供のお願い 特に小椋家、大蔵家様へ

 小椋家、大蔵家という木地師のルーツにつながる方々の歴史は、大変貴重です。それぞれの家のルーツについてどんなことでもいいので教えてください。 また、ルーツをまとめたものを「木地師研究(冊子)」で紹介させていただきたいと思っています。どうぞ宜しくお願い申し上げます。
 連絡は下記の事務局までお願いします。

日本木地師学会 事務局
 〒399−0733  長野県塩尻市大門三番町14−11 
 TEL/FAX 0263−53−7620
 日本木地師学会会長 楯英雄

Designed by CSS.Design Sample