マイクロソフト社のセキュリティ修正プログラムについて 

                                           2006年1月10日
                                           株式会社テレビ津山


 マイクロソフト社の製品において、意図しないプログラムを実行されるなどの脆弱性が
 発見されました。この脆弱性は、マイクロソフト社により定義された4段階の深刻度評
 価のうち、最上位の「緊急(Critical)」に分類されていますので、該当するプログラムを
 使用している場合は、今後の被害防止のために以下の対策を行うことをお勧めします。

 1 概要

 マイクロソフト社製品で使用されている画像処理エンジンに、脆弱性が発見されました。
 悪意のあるウェブページを閲覧する等、巧妙に作成されたWMF(Windows Metafile)
 画像ファイルを表示した際に、任意のコードを実行される可能性があります。

 2 脆弱性を有するソフトウェア

 マイクロソフト社の情報によると、脆弱性の問題があるバージョンは以下のとおりです。

  ・Microsoft Windows 2000 SP4
  ・Microsoft Windows XP SP1 及び Microsoft Windows XP SP2
  ・Microsoft Windows XP Professional x64 Edition
  ・Microsoft Windows Server 2003 及び Microsoft Windows Server 2003 SP1
  ・Microsoft Windows Server 2003 for Itanium-based Systems 
                                                                  及び Microsoft Windows Server   
     ・2003 with SP1 for Itanium-based Systems
  ・Microsoft Windows Server 2003 x64 Edition
  ・Microsoft Windows 98、Microsoft Windows 98 SE 及び Microsoft Windows ME

 3 対策

 マイクロソフト社のサイト(4 関連サイト参照)から適切なパッチをダウンロードし、適用して
 ください。パッチの適用作業は、同コンピュータ上で稼動中のアプリケーションへの影響
 を考慮した上で行ってください。
 なお、Microsoft Windows 98、Microsoft Windows 98 SE 及び Microsoft Windows ME
 については、深刻度が「緊急」ではないため、パッチが提供されていません。

 4 関連サイト

 Graphics Rendering Engine の脆弱性によりコードが実行される可能性がある
                                    (912919) (MS06-001)
 http://www.microsoft.com/japan/technet/security/bulletin/ms06-001.mspx

 Microsoft、WMF脆弱性パッチを準備中
 http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0601/04/news004.html