フルートの音色にのせて

〜 新しいリラクゼーションのかたち 〜
2006年4月フルート奏者の田村孝子さんとお嬢さんの摩耶さんに名曲の数々を院内で演奏していただきました。これまでもラウンジでのコンサートは何度かお願いしておりましたが、今回は従来のコンサート形式ではなく、産科・婦人科の各病室での演奏となりました。出産後まもないお母さんと赤ちゃん、安静を強いられている切迫流早産の患者さん、婦人科の手術患者さんに身近でフルートの生演奏を聴いていただき、大変喜んでいただきました。また、今回は新生児室でも演奏していただきました。フルートの音色に聞き入っているかのような赤ちゃんの表情が、それぞれにこの上なく愛らしくて、見ているだけでも幸せな気分になりました。
 

 

音楽」は人にどのような影響を与えるのでしょうか。

人間の生きる力、エネルギー音楽によって引き出された例として、阪神大震災の時瓦礫の下で72時間「赤とんぼ」を歌いながら救助を待ったという方の話を聞きました。また、病いによる身体的な痛みが音楽を聴こうとする力によって一時的にも和らげられることがあります。精神的に病んだり、悲しい事があった時も音楽によって癒されることがあります。私自身音楽(受動的、能動的)によってリラックスしたり元気づけられたりと癒される事を多く経験しました。今私にとって気持ちを相手に伝えられる一番の楽器フルートです。

2年前パリのホテルでテレビのスイッチを入れると、生まれて間もない赤ちゃんがおっぱいを飲んでいる横で生演奏をしている画面が現れ、とても興味深く見ました。私も4人子供を育てており赤ちゃんは大好き。赤ちゃんの顔を見ながら演奏できたらと、新生児室で吹いています。じっと耳をすませて聴いているような表情の赤ちゃん、曲が終わりそうになると催促するような声を出す赤ちゃん、お腹が空いているのか泣きながらもあっ、あっといつのまにか歌ってしまったり、・・・もう幸せな気分でいっぱいになります

CDやレコードもひとつの手段ではありますが、私は生演奏を大切にしていきたいと思います。目に見えないけれど演奏者と楽器の波長が相手に感じられるのではないでしょうか。2年前よりこちらの院内コンサートに参加させていただき、それをより強く感じております。今後も一人の方の為だけでも聴きたい方とお話をしながら音の世界で楽しんでいきたいと思います。  

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