駒ノ尾山登山(2002年8月13日 晴れ)

<影石登山口>
里帰り中、時間を見つけ登ってみる。影石登山口は広々とした公園。設備はどこも新しく、最近の整備のようだ。
お盆の最中だが、既に午後3時を過ぎていた為か、他のハイカーなどは見られなかった。

「影石登山口」石碑から木道に入る。すぐに幅2mはありそうな遊歩道に。バラスと丸太の道は登りやすい。 が、登山といった気分は少なくなる。感覚はハイキング的か。とりあえず、元気なうちにと足早に登る。

<快適尾根道>
登山口から5分もかからず、1000mの標識。所々階段になったり平たくなったり。よく見ると右手に作業道が並走している。 登山口の近くから続いており、こちらも利用出来そうな感じ。
1000m標識のあたりで尾根筋になる。右手は雑木、左手は植林。林の中の道だがそれなりに光は入り暗くはない。
こまめに標識は続き、登山口と現在地と山頂の距離が標示してあり、目安には便利。
やがて最初の展望台に到着。標識は登山口より900m、山頂まで1100m。 ゆったりとしたログ組みの休憩舎で水を飲みながら展望を楽しむ。

休憩舎を過ぎると、左手の林の中でガサガサと動物の走り去る音に驚く。音の大きさと速さは、キツネかタヌキかというくらい。
遊歩道は変わりなく広々と整備されて、休憩舎のあたりから足元はバラスではなく木のチップに変わった。 少し足が沈む感じはするものの、雰囲気はいい感じ。人の足跡に並んで動物の足跡もはっきり見え、 シカかイノシシのような足跡が沢山あった。
このあたりから、高い木が少なくなり尾根筋のハイキングと言った感じになる。

中間地点の標識を過ぎると次の展望台が現れる。先ほどのものよりは小さいが、高さはこちらのほうが高い。
これもログ組みで先ほどよりも標高が高い分、展望は良かった。頂上付近もはっきり見える。
尾根筋になってからは、ほとんど直線的なルート。どんどん高度を稼ぐというほどの急登もないままやがて頂上へ。

<展望の山頂>
山頂は円形に石が配置され、下草も綺麗に刈られて快適。石には東西南北が彫られ展望を楽しむのに役立つ。
天候は良いが、あいにくのかすみで思ったほどの展望ではなかったが、那岐山、泉山、津山市街方面は夕日の中に良く見えた。
後山への縦走路が足元から続き、行ってみたい衝動に駆られた。日名倉山の左側の彼方に工場の煙突のような赤いものが見える。 はっきりしないが、姫路方面ではないかと想像する。

その時、携帯が鳴った。西粟倉の客先からの緊急コールだった。もう少し山頂を楽しみたかったが、下山することに。
下山は一気に小走りで。途中を楽しむこともなく、ひたすら下りて15分で駐車場へ。

登山口から山頂まで2km、急登の無い完璧なまでに整備された遊歩道と標識。 岡山県第二位の山は登山と言うにはあまりにも楽チンに登れるものでした。それでも山頂などからの展望は、 第二位の名に恥じないもので、誰もが楽しめる山として、これはこれでいいかと思うところでした。

今回は手帳を車に忘れてしまい、メモが取れず残念でした。実家からすぐの山でもありますので、データ確認にまた来よう。



<コースタイム>(カッコ内は分)
影石登山口(3)1000m標識(15)中間点(20)頂上三角点(15)影石登山口



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