烏山登山(2003年8月23日 くもり)
<新しい登山口>
天狗寺山の汗も引かぬうちに烏山の登山口へ。立派な柱に「烏ヶ仙北登山口」。
烏山は以前から登ってみたいと思っていた山。天狗寺山からの縦走を、と思っていたところ。
先日、新聞で「天狗寺山と烏山の縦走」というような企画を地元の方がやっているのを見た。
天狗寺山山頂からの縦走路はかなりの藪で、どのルートだろうと思っていたが、まさにこれか。
新たな発見をしたようなうれしい気持ちで登山口脇に駐車する。
しばらくは石のごろつく広い作業道を歩く。間伐されたばかりの明るく広い人工林の中。
そして作業道から山道へ。看板が整備してあり迷うことは無い。だんだんと登山という雰囲気に。
このルートは白いテープが目印に付けてあり、分かりやすい。
途中、ちょっとしたガレ場があり良いアクセントに。そこを過ぎ南北に走る尾根筋に出る。
南北に走る尾根に西から突き当たり、ルートは南へ。間違い無く北は天狗寺山だが藪がすごい。
尾根を南にとり草刈をされ、分かりやすい道を一気に下ってゆく。帰りが苦しそうな雰囲気だ。
山はうっそうとした植林になり、やがて明るい松林になる。道は分かりやすく迷うような場所はない。
全体に見晴らしは良くなく、ずっと森の中を歩いている感じ。道のりが長く感じられる。
山頂寸前に三段の掘り切りがある。掘り切りを越えると山頂に到着する。
ベンチ風の丸太、廃材利用の解説看板、草刈など整備されており、ちょっとしたキャンプ場といった雰囲気。
ブト(標準語はブユ)がとても多い。ひじの辺り一ヶ所刺されてしまい、その後三日ほど苦しんだ。
見晴らしの良さそうな山頂だが、厚い雲に妨げられ白い世界ばかり。
山頂では私が一人カップ麺を食べ、I氏はワラビ狩り、O氏は奥方の電話で次の山に登ったと言ってあきれられる。
作業道まで戻ると、山仕事の方が二人。挨拶をし話を伺う。登山道の整備も手伝ったとか。
「うまいかどうかわからんで」とスイカをご馳走になる。とても甘い黄スイカに疲労も回復。
今回もあまり地図を確認せずに登ってしまい、思い返しても曖昧な部分が多い。
ちょっとした衛星峰も多く、次回は地図とコンパスで位置確認をしてみたい。
こうして地元の有志の力で新しいルートが開発されてゆくのは山の愛好者としてうれしい。
整備された皆さんに感謝する。
<今回のコースタイム>
烏ヶ仙北登山口(11)作業道別れ(5)ガレ場(3)稜線分岐(22)山頂(24)稜線分岐(13)烏ヶ仙北登山口
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