県立森林公園
登山(2003年9月7日 くもり)
<初めての家族登山>
妻と2歳の息子をつれての家族登山。息子は私が背負子で背負う。
近日中に登る大山のテスト歩行。妻は今年初めての山。私は子連れは初めて。さて、どうなることか。
満車状態の第一駐車場になんとか駐車。気付いてみると妻子共にぐっすり爆睡中・・・。
ほっといて自分の準備を始める。トイレも済ませ準備万端。約二名、相変わらず爆睡中・・・。
管理センターはゼッケンを付けた団体ハイカーでごった返しており後回しにする。
中央園路から北展望台の方へ。10kgを越えた息子はなかなか肩に食い込む。
途中、南展望台へ寄り、その後北展望台へ。北展望台の中央に三角点が鎮座する。
展望台という割には、立ち木が多いがそれなりには展望可能。
北展望台には分岐が多数あるが「おたからこう湿原」方向を選び、下り始める。
明るい日差しが木々の間から降り注ぎ、なんとも言えず気持ちよい。
軽装ハイキングなら南北展望台を中心とした計画が良さそうな感じ。
再び中央園路と交わるところで「おたからこう湿原」。文字通りオタカラコウが咲き乱れる。
一瞬「セイタカアワダチソウ?」と勘違いをするほど黄色の花が伸びている。
中央園路は車の十分通れるほどの砂利道。歩く楽しみは少ないが、周囲の森はとても綺麗だ。
<かなりバテル>
道は狭くなり山道に入りると「もみじ滝」。真っ黒い岩肌を滑るように流れ落ちる。
妻がバテ始める。私が息子を背負うため、二人分の荷物を背負っているのもバテた原因の一つ。
実際のところ、それほどの重さではないが本人としては未経験の重さであるはず。
私もベビーキャリーがかなり食い込む。体力的な疲労は感じないが慣れない背負子はなかなかだ。
息も絶え絶え、きたけ峰と千軒平の尾根分岐にたどり着き、大休止をとることに。
昼の1時も過ぎており、ここで遅い昼食に。子供もキャリーから開放され走り回る。
出発前に作ったにぎり飯と、カップ麺、カップスープ。疲れた体においしい。
休憩後、妻も多少は体調回復の様子。荷物も2kgほどは軽くなったか。
途中、昼食場所にカメラを忘れたことに気付く。私一人、空身で往復するはめに。
その後は順調に千軒平へ。最後が滑りやすい急登。最近雨が多かった為かぬかるみが何ヶ所も。
<さわやか山頂>
千軒平山頂は爽やかな風が吹き抜け気持ちよい。展望の度合いも予想以上。ぐるりと見渡す。
残念ながら大山は雲の中だが、泉山や花知ヶ仙などの山塊が見事に眺められる。
鳥取から来られているご夫妻と話が弾む。聞いてみれば、昨日も来たが展望が悪く再度登ってきた、ということ。
ビスケットをもらったり、写真を撮らせてもらったり。住所も教えてもらった。
千軒平山頂でのんびりして下山。妻の疲労もすっかり回復している。これなら大山も大丈夫か?
鳥取のご夫妻も同じ方向へ下山。途中の分岐で我々は中央園路方面へ、ご夫妻はきたけ峰方面へ。
中央園路に向けどんどん下る。変わらず美しい森の中を歩く。
中央園路との合流寸前、サンダル履きのカップルが登山道を行く。ペットのミニチュアダックスと共に。
大山などでもそうだが、こういった有名どころではこのような軽装ハイカーを良く見かける。
気軽に楽しめることも大切だが、逆に登山を嫌いにならないだろうかと心配もしてしまう。
子供を背負って登るというのは、それなりに目立つようで結構声をかけられることが多かった。
初めての体験で肉体的にはなかなかキツイものの、楽しいものだった。
<今回のコースタイム>
管理センター(10)南展望台(5)北展望台(11)おたからこう湿原(10)もみじ滝(30)
きたけ峰分岐(6)登山道分岐(23)千軒平(13)登山道分岐(22)中央園路(15)管理センター
[top]