毛無山白馬山縦走(2003年10月5日 晴れ)
<紅葉間近>
津山市院庄ICを7時半に集合。いつもの三人。I氏のハイエースに同乗し新庄村へ。
一時間で山の家に到着、距離60kmちょうど。曇り空だが毛無山が綺麗に見える。
駐車場には既に3台。先週の爪ヶ城も多かったがここも多そう。

山の家からしばらくは舗装路。スギ林の中を緩やかに歩き登山口へ。
天然スギとブナの入り混じる山道を登る。登り心地の良い道。
途中、毛無大岩、六合大杉、助け合いの木など見るものも多い。
標高が上がるにつれスギが減り、見事なブナとクマザサの景色が広がる。

九合目小屋から一息で山頂に飛び出す。南西東は絶景、北は雲が多い。
大山や蒜山を楽しみにしていたが残念ながら雲の中。しかし日本海や隠岐は良く見えた。
今日はたいした休憩も取らず一気に登ってきたので、山頂でじっくり休憩することに。
この山頂から三平山まで続く稜線を眺めながら、時間は早いが昼食準備をする。

山頂には単独行の先客が。登り途中に3パーティ抜いたので誰もいないと思っていたが、
聞いてみれば鳥取俣野側から登頂されたということ。気さくな方で伺う山の話が面白い。
山を自転車で縦走されるそうで、毛無山、蒜山、大山などを自転車で走った強烈な話。
自宅は大山の近くで今日も自転車で麓まで来ているらしい。

昼食をとっている間に続々と登山客が山頂に到着。かなりごったがえす。
その中に私が以前仕事でお世話になった方がいらっしゃりお互いにびっくり。
「すごいところで再会したなー」と思い出話に花が咲く。

<白馬山縦走>
昼食を終え、周囲の方に挨拶し白馬山への縦走路へ。適度なアップダウンの稜線道。
紅葉の時期に来ればすばらしい道のりになるだろう。木々は多いが見晴らしは悪くない。
最近整備され直したと思われる鳥取俣野ルートへの分岐、1120mピークなどを越え白馬山。

ちょっとした広場の白馬山山頂は大山を眺める絶好のロケーション。
毛無山山頂で見たときよりも雲が上がり、なんとか山頂近くまで見ることが出来た。
ここから稜線沿いに進めば、金ヶ谷山、朝鍋鷲ヶ山への縦走路。今度、ぜひ行ってみたい道だ。

稜線から離れ、南へせり出すような尾根筋を行く。2.5万図には出ていないが、迷う道ではない。
深い谷を挟んで毛無山をずっと右手に見ながら下ってゆく。ほぼ全体が尾根ルート。
久々に勉強のつもりで地図でルート確認をしながら歩く。

明るい尾根筋からスギ林に入り、沢の音が聞こえ始める。ゴール間近。
沢の向こうに登りに通った舗装の林道が見えてくる。その時!「グキ!」力いっぱい捻挫した。
飛び上がって痛みをこらえる、というか、こらえられない。何も出来ない。
完全に気の緩みだ。情けない。少し浮かれていた気もする。反省しきり。

なんとか山の家までたどり着き、帰路に就くことが出来た。
この登山後しばらくはテーピングで完全に固定した生活を送る。
一週間以上たった今もまだ痛みは続く。気をつけよう・・・。



<今回のコースタイム(分)>
山の家(55)山頂(33)白馬山(29)白馬山登山口(3)山の家


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