星山扇山登山(2006年11月3日 晴れ)

<ファミリーで>
バイク仲間のO氏が家族で星山に登るというので、同行させてもらうことに。
せっかくなので、我が家の家族も参加しようと考える。
五歳の長男は自力で、ニ歳の次男は私が背負って、久々にがんばってみるか。
という予定が、前日、私以外が風邪でダウン。
結局、残念だが私一人での参加になる。

9時にガンダムで有名な道の駅久米の里を出発。
もう一組、これもバイク仲間のH女史が五歳の長女連れで参加。
私はH女史の車に同乗させてもらい、道々、日々の徹底した運動不足の説明を聞く。
元はバリバリのスポーツウーマンだったのにね。
今回は五歳の長女の体力よりも、自分の体力のほうが心配だとH女史。

登山者用駐車場にはすでに車が5台、京都など遠方のナンバーもある。
O氏は生後11ヶ月の次男をベビーキャリヤに背負う。
O夫人は家族四人分の荷物を背負う。
はたして、高負荷なのはどちらだろう。
小1のO長男は元気はつらつ、軽やかに歩く。

とりあえず天気が良く、さわやかだが暑い。
フリースを脱ぎ、長袖シャツを脱ぎ、結局、Tシャツで歩く。
展望は良いが、最近の好天続きでカスミが強い。
七人パーティはにぎやかに登る。
O家長男と私は天狗山山頂へ向かい、他はトラバースし東西分岐コルへ。

分岐からの直登は、大人たちのガンバル心を叩きのめそうとする。
それでも2時間くらいかかるかと思っていたが随分早く登頂完了。
山頂はすでに四組が休憩中。
カップ麺の方、昼寝の方、さまざまに山頂の時間を楽しみ中。
小春日和を通り越した初夏のような日差しの中、のんびり昼食にする。

<扇山へ縦走>
昼食後、扇山をピストンしてきたというご夫婦に話を伺う。
1時間半くらいで往復してきた、とのこと。
空身でがんばれば短時間で行ってこられそう。
同行の皆に断わって、タオル一枚持って山頂を駆け下りる。
笹原、雑木林、植林地帯を過ぎ、一気に扇山山頂へ到着。

こじんまりした扇山山頂は風と葉の音だけでとても静か。
目前には櫃ヶ山へ続く道が伸び、このまま縦走したい気持ちにさせる。
星櫃の縦走路はなんとなく箱庭的な雰囲気。
時間を気にせず、いつかのんびり歩きたいコースだ。

扇山山頂に三角点があるのは知らなかった。
真新しい軽量標石は最近の取り付けのように見える。
カメラを持ってきていなかったことを後悔する。

荒れた息を整え、来た道を戻る。
星山までの復路は、当然ながら登りが増えるがフルパワーで。
山頂へ到着する頃には、汗びっしょり、息はゼーハー。
ひたすら、しかめっ面で肩で息をする私に話し掛ける人はいない。
出発時よりも人が増えているが遠巻きに視線を感じるだけ。

そんな中に自転車の青年二人が昼食中。
私も自転車好きなので話し掛け、縦走路の話などする。
地元勝山からだそうで、櫃ヶ山まで自転車縦走をするらしい。
縦走路を眺めながら「思っていたよりも距離があるなあ」と。

<ドラマチックに>
下山ものんびりのんびり。
H長女が滑りやすい急斜面にやられコケまくる。
滑って、転んで、H女史曰く「ドラマのようなコケ方」。
「あーれー」という掛け声と共に、ありえないような姿で。

9月に登った時はガスで真っ白だったが、今日は最高の山日和。
子供達もずいぶん慣れて、はしゃぎながら歩く。
大人達は笑いだした膝を話題に笑いながら歩く。
紅葉の始まりと、爽やかな展望を楽しみながらビジターセンターに到着。

山中で出会ったのは、単独三組、カップル九組、ファミリー四組。
行楽シーズン真っ只中、にぎやかな星山登山道。

今度は毛無山でも登ろうかと相談しながら歩く。
こういうファミリー登山も楽しい。
五歳半のH長女も体力的には全く問題なかった様子。
次回こそは我が家も家族で参加しなければ。



<コースタイム>
駐車場10:00-11:21星山山頂12:13-12:28扇山12:32-12:50星山山頂13:13−東西分岐13:29−14:04ビジターセンター


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