乳癌って・・・
乳癌って、すべての患者が癌の宣告を受けるんですよ
ある日突然、あなたは乳癌ですって。
他の病気の場合には、患者本人には知らせない場合もあるのに
乳癌は治りやすい病気だからって聞いたことはあります
確かに治療のための薬はたくさんあるし
でもね、完治の確率が90%なのは、初期の乳癌だけなんですよ
なのに、あなたは癌ですって・・・
そこから、戦わなくてはならないのです。自分の病気と、自分の心と、自分の身体と
悪いところを切って取ってしまったら終わり・・・いいえ、乳癌は取ってからが始まりなのです
術後10年経ったら安心・・・いいえ、10年経っても再発はするのです
転移性の乳癌の場合、肺、肝臓、脳、骨、どこに転移再発してもそれは乳癌なのです。
切っても治らないんです。
完治というよりも、共存していくということです。
初期で発見すれば、乳房を失うこともなく、再発を恐れることもなく生きてゆける
初潮が早かった方、出産未経験の方などはリスクが高いと知っていますか?
また、家族に乳癌の方がいらっしゃる方は、リスクが高いこと知っていますか?
自己検診してますか?
マンモグラフィー知っていますか?
検査、診断、治療方法につきましては、たくさんの乳癌情報サイトがございますので、
そちらを参考になさってくださいね
キャンサーネットジャパンさんには、たくさんの情報があります。
病院・医師
病院選び、大切なことは、乳癌を治すのは、婦人科ではなく、外科だということです。
それも、乳腺外科、または乳腺外来がある病院です。
地方ではなかなか数が少なく、普通の外科の患者さんと同じ外来であったり、不快な思いをされることも多々あります。
日本乳癌学会では乳腺専門医のいる病院、認定施設などを知ることが出来ますよ。
もしも乳癌になってしまった場合、病院、医師共に長い付き合いになります。
十分な説明を受け、納得して医療を受けるためのインフォームドコンセントが
とれる医師ですか?
セカンドオピニオンを理解し、、快く紹介状を書き、資料を貸してくれる医師ですか?
新しい治療方法を学ぼうとしている医師ですか?
妥協しないで、主治医を探していただきたいと思います。
セカンドオピニオンに関しましては、さまざまな病院でセカンドオピニオン専用の窓口が
設けられるようになってまいりました。しかし、それにかかる代金はさまざまで、
数千円から数万円と幅が広くなっています。
各病院のホームページなどでお調べになってくださいね
標準治療
2年に一度スイス北東部のザンクトガレンで開催される、ザンクトガレン国際会議の
コンセンサス会議出の結果が、
乳癌術後補助療法の世界的標準となっています。
世界の標準的ガイドライン、これを元に日本でも標準治療がなされています。
そしてもう一つ
毎年12月におこなわれている、サンアントニオ乳癌のシンポジューム
ここでの研究結果発表では、たくさんの臨床実験の結果が発表されます。参照ページ
かかわった患者さんの、たくさんの命の上に、今の治療があることを、
私たちは忘れてはならないと思います。
1分1秒、新しい治療は進んでいます
その言葉の中には、増え続ける癌と戦う人々がたくさんいるということが見えてくるような気がします
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