今、学校教育が混乱しています。ゆとりを目指すべきとする人、学力を高めるべきだと
する人、様々な意見があり、全体としてまとまりに欠けています。本来は教育の舵取りを
しなければならない文部科学省にしても、その方針は一貫しておらず、逆に文部科学省
自体が現場の混乱をあおっている感があります。
現在の学校現場では、子どもたちに自ら考えることを推奨し、積極的に発言すること
ばかりを教えています。そこで見捨てられるものは、基礎的な知識や技能であり、また
偉大な教えや定説に対する畏敬の念の喪失、あるいは規範意識の弱体化などもそれに
深く関係しています。
本来、小学校で基本的にやるべきことは、注意を集中して計算や読書や漢字の書き取り
などを行うことです。それによって得られるものは単なる知識だけではありません。それは
中塚の理論では「自我−人格」の働きを高めるためのものです。それによって、自己コント
ロールができるようになるのです。現代っ子の多くがもつ強い攻撃性や、気に入らない他者
を排除しようとする衝動を抑えるには、そうした訓練が必要なのです。
当塾はこうした考えに従い、子どもたちと心を通わせながら一人一人が取り組める課題を
進度に応じて与え、注意の集中を図らせます。これにより、自己コントロールができる子ども
を育てることができると考えています。
中塚の教育論について
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