自閉症の本質を問う 

−自閉症児への最適な個別支援を求めて−



中塚善次郎 編著

風間書房 定価(本体5000円+税)


 長年の研究・実践歴をもつ著者らが自閉症の本質を解き明かす。自閉症理解のための理論的究明に加えて、実践にすぐ役立つ具体的方策も充実した自閉症本の決定版。


日本自閉症協会会長・社会福祉法人嬉泉常務理事 石井哲夫先生 推薦

 自閉症児・者の援助分野で心理学理論を根拠としたアプローチは極めて少ない。私が行ってきた自我機能発達論は、感覚・情緒に注目して対人自我交流から自己体制化を行う理論であるが、これも含めて中塚氏は多くの先行自閉症理解の心理学説をまとめ、療育・教育に貢献するための実践論を確立し、本書で紹介している。これは注目すべき業績である。



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