向山洋一教育実践原理原則研究論文/全学年 算数 /向山型算数指導/
          
向山型算数チェックリストで我流を排せよ!

岡山県津山市立北小学校    岡田健治


向山型算数チェックリストで点検

私は、ノートに向山型算数の条件だと思うものを箇条書きして抽出し「向山型算数チェックリスト」を作成した。過日、「授業の原理原則トークライン」(向山洋一教育実践原理原則研究会事務局センター発刊)で発表したところ、「チェックリストに照らしてみると、ずいぶん我流が入っていました。」というお便りを数多くいただいた。まず、ご紹介しよう。

向山型算数チェックリスト

いきなり授業に突入する。導入から子どもを巻き込め。

教科書どおりに進める。

「変化のあるくり返し」で習熟を図る。

アップテンポで行なう。リズムが大切。

教科書の問題をスモールステップに細分化して配列し与える。配列は、易から難。
 教科書の問題でジャンプした問題を見つけ、ブリッジをかける。

□いらない言葉を削ぎ落とせ。10の1にせよ。

□30秒以上の説明はしない。

□難しいところは、シンプルに分解せよ。

□説明をするな。すればするほど解らなくなる。

□一人一人に座ったまま答えさせる。

□ノートを持って来させて、猛スピードで見る。

□ノートを見て、解説をしない。

□3度目の子だけヒントを与える。

□教室に列を作るな。列ができれば、そこから崩れる。

□時間差をつけるため、5問させて、3問目だけ丸つけする。

□ノートは、両手でしっかり持たせる。持ってなければ見ない。

□もって来させた問題も、全員で確認する。

□黒板は、子どもに書かせる。

□黒板のスペースを指定せよ。

□板書した本人に読ませる。

□全員にミニ定規を使わせる。

□補助計算もていねいに書かせる。

□補助計算の間違いに、×をつけるが消さない。

□消しゴムは、使わせない。

□日付を書かせる。

□ノートの空白を生かせ。指二本はいるように開けさせる。空いてなければ、やり直し。

□うっとりするくらい美しいノートを作れ。

□必ず赤鉛筆を使わせる。

□個別指導は、小さな親切大きなお世話。

□下手な自作プリントを作らない。

□とにかく力強く誉めろ。

□文章題は、情景を図示させる。イラストを描いてごらんさい。

□文章題は、一言で言わせる。「一言でいってどういうことなのですか。」

□できてなくても待たない。待てば、テンポが鈍る。

□「全員起立。○○した人は、座ります。」追い込む指示で作業を全員にさせる。

□図や式をきちんと書かせる。

□黒板は、授業の途中で消してもよい。

□全部○の子に花丸をつけさせ、直す子の時間を確保する。

□黒板に単元名を書いたりする形式的なことを一切しない。

□前時のことをしゃべったりしない。

どれも、これも今までの授業観を覆すものばかりである。やはり、革命的なのである。

いずれにしても、初めてこのリストを見た方は、これだけで授業できるわけはない。向山先生の授業CDや教え方教室などで研究していただきたい。