向山一門ライセンスセミナー    2004.8.22
       


8月22日、向山一門ライセンスセミナーが東京池上会館で開催されました。
向山洋一教育実践原理原則研究会事務局センターから「授業の原理原則トークライン」編集長
小林幸雄氏と岡田健治氏がライセンスセミナーに初めて挑戦!
Toss授業ライセンスA表を受検した。
向山洋一先生より小林氏が二段・岡田氏が三段を認定されました。


前日の弟子一門合宿でライセンスセミナーの説明をされる向山洋一先生。段級位の上達のための指標が、変更になったことを話された。詳しくは、Tossランドナンバー80000012をご参照ください。 当日は、200名の参加者。
向山洋一先生は、「昨年度より10ランクは段級位の審査基準が厳しくなっている。」と言われ、「分厚い研究の上に授業を組み立てるべきだ。」と講評された。また、向山先生は次から次に展開されるテーマの持つ意味やそこから波及する問題について説明くださり、受検者も参加者も至福のときを過ごした。
A表を受検した小林幸雄氏
(授業の原理原則トークライン編集長・作州教育サークル代表)
A表を受検した岡田健治氏
(授業の原理原則トークライン編集長・当研究会センター所長)
小林氏は、「DNAから捉える進化の謎」を授業。進化は、偶然に起きるのかどうかを、DNAレベルから追究。具体的な学習活動を通して、子ども達に分かりやすく授業。「極めて大きな問題提起がある」と、向山先生は、高く評価された。二段を認定された。 岡田氏は「大久保利通は、岩倉使節団で何を見たか?」を授業。日本が不平等条約を改正できたわけを、岩倉使節団を組織した大久保利通を通して授業。向山先生は、「A表は、このような大きな枠組みの骨太な提案が必要!」と絶賛。三段を認定された。

小林氏のコメント

岡田氏のコメント
 今回のセミナーを通じ、自分の殻が音を立てて破れて行く気がしました。100冊の本を読み、必死に教材と格闘しなければ決して味わえない境地です。
また、向山先生の示された審査項目の一つ一つが、いかに大切なことなのかも少し分かってきました。
 セミナーの翌日、向山・小森型理科全国大会に向けて、「ウィルス」の研究に着手しました。こんなにも充実した夏休みを送れる幸せを感じております。


 前日、向山洋一師匠は、「昨年度より、10ランクは厳しいぞ。明日は、最高でも二段か初段だな。」と言われた。そうなると、昨年度取得した30級は、今年度の40級となる。恐ろしい!実に恐ろしい。しかし、初めてライセンスに突入して行った人たちだから、なるほどこれも理解できる。
 ちなみに、伴・谷・松藤各先生方は、今年度昇段されている。さすがである。
 「だって、そうだろう。松藤は、五本も準備してきて、すべて勝ち抜いたんだ。それで、五段だ。岡田は、五本持ってきたか?」とも言われた。「なるほど。」である。私は、「初段は、絶対持って帰る」と硬く決意した。本番が近づき、何としても、この200人全員を一人残らず私の授業に巻き込みたいと思うようになった。結論から言えば、向山洋一実践の原理原則をきちんと使えば、それは可能だった。
 師匠は、私に「三段」を認定してくださったのである!
私の、マル秘A表突破作戦は、エクセレント講座でご紹介する。ご期待いただきたい。