教育ユートピア 

 

 

 

 

 


6年1組の授業びらきは、4月8日(木)の1校時目、国語でした。

「授業終わりのチャイムが鳴っても、授業をしたい人は、手を挙げなさい。」と私は、言いました。すると、誰もいませんでした。(当たり前ですか…。)

 そして、私は、「先生は、チャイムが鳴ったら授業を終わります。皆は、チャイムが鳴ったら、教室で席に着きなさい。」と約束しました。学校の集団生活で、もっとも困るのは、時間にルーズになることです。1週間経ちますが、みんなよく守れています。私を含めて。

 黒板に、右のような図を書いて、

 この中に、漢字が隠れているね。探して、ノートに書きなさい。

と指示しました。一、二、山、上、下、川、…。始めは、10個見つかるといいなと思っていましたが、クラス全員で30個も見つかりました。見つかった人は、黒板に出て書いて、みんなで検討しました。「光」が、見つかった時は、教室にうなり声が出ました。

 2校時目は、交通自治会でした。そして、3校時目は、初めての算数でした。私は、黒板に

ある日の昼の時間の長さは、夜の長さより1時間長かったそうです。それぞれ、何時間ですか。

と書きました。子ども達は、キョトンとしていました。

「朝は、どうなのか。」というわけです。そこで、「数学や科学の世界では、太陽が出ているのを昼というのです。」と説明しました。

 みんな、絵を描いたり、数直線にしたりして、一生懸命考えました。「できた人は、走らずに、ノートを先生に見せにきなさい。」と言うと、みんなどんどんやって来ました。「昼12時間。夜13時間。」これだと、確かに1時間差です。でも一日は、25時間も無いのです。みんな困ってしまいました。中には、×で、ノートが、真っ赤になる子もいました。面白いのは、「やっぱり、これは、間違いという意味ですか。」と×の意味を疑う子がいたことです。

 私は、「勉強は、こうやって、何回も何回も間違うことだ。教室は、間違う所ですよ。間違いを笑ったり、恐れたりしてはいけないのです。」と言いました。

 30分くらい経ったころ、山口恭介君が、大きな丸をもらいました。教室に、緊張が走りました。次は、市本さん、続いて玉置君。その後、休憩時間に持ってきた人が20名くらいになりました。正解は、ちなみに、昼12.5時間。夜11.5時間でした。楽しい授業びらきになりました。

 

入学式、大成功! 4月6日(火)、6年生は、始業式・学級びらきの後に入学式の準備をしました。みんな、「新入生とその保護者を幸福にする!」という目標で、一丸となって準備しました。最高学年としての初仕事。とても手際よくできました。入学式の当日の朝は、5年生の3学期に練習していた呼びかけ「1年生を迎えることば」の練習や歌の練習を体育館でしました。始めは、忘れていた人もいましたが、繰り返し練習するうちに、元気な声が体育館に響きました。受付や1年生のお世話の係をしてくれた人も、よく頑張っていたと担当の先生方が褒めてくださいました。

入学式後に、1年生の保護者の皆さんから、お礼の拍手までいただきました。

 

お知らせ お願い

@       4月23日(金)13:45〜授業参観です。クラスの様子や1年間の方針を話させていただきます。PTA役員の選出もあります。その後、総会です。ご出席、よろしくお願いします。

A       家庭訪問は、4月26日(月)からです。短い時間ですが、子どもたちの様子をお教えください。

B       ネームを配りました。必ずつけるよう、朝一声お願いします。制帽もよろしく。