国産車CとSの法則

-ネーミングの不思議-

今ではこの法則も崩れがちなのですが、一昔前に私はこんなことに気が付いたのでした。
国産車でよく売れている車の名前を並べてみたら、Cで始まる名前が何だかやたらと多いのです。
当時一番売れていた(今もかな?)車はCOROLLA、次がCIVIC、以下は順位不明ですがCORONA、CARINA、CELICA、CROWN、CHASER、CRESTA、CAMRY、CEDRIC、CHERRY、CELESTE、COSMO、CORDIA、CAROL、CYNOS、CIMA、CENTURY
そういえばタクシー車のCREWとCONFORTもCで始まります。

それでは、世の中の車がその頃皆Cで始まる名前を持っていたかというとさにあらず。有力な対抗馬Sグループがありました。
SPRINTER、SUNNY、STARLET、SKYLINE、SOARER、SILVIA、STANZA、STARION、SIGMA、SAVANNA
どうも15年ばかり前は日本の道を走る車の7割以上がCかSで始まる名前を持っていたようです。

さらに分析を進めると、Cグループの車とSグループの車ではいささか性格が違うような気がします。
あくまでも比較の範囲内ですが、Cグループは4ドアセダンに代表されるやや落ち着いた車が多く、Sグループには若者向きなスポーツ車が多いようです。(CELICAとSIGMAなどは互いに例外のようです)
これは自動車メーカーの何か申し合わせによるものでしょうか、それとも、何かの偶然に近いものでしょうか。
思うに、CグループはConfortとか、Civilとか、Citizenとかいった英語の表すものを代表しているような気がします。これに対してSグループはSportsやSpeedを指向しているのでしょうね。

私は、自動車名前占いの結果、どんな性格の車を買ったかというと、
最初がBで、次がJで、現在がPでした。
ひねくれもので済みません。


「なべのさかやき」目次に戻る