反対側から見たらこうです。
水路の岸に、猫しか通れないような道がついていて、橋の下を通るときは高さまで猫しか通れない高さになっています。
これはどういう由来の道なのでしょうか?
水路管理用道路でしょうか?
それとも、水路が広すぎると流れが緩やかになりすぎて泥がたまるからわざと狭くしたのでしょうか?
実はこれ、駐車場の中を走る公道なのです。
通称「赤線道(あかせんみち)」と呼ばれるれっきとした国有地が駐車場の中を横切っているようです。きっとここの部分の地図はこういう風になっているのでしょう。
図の中で道としたのが道路で、水としたのが水路です。いずれも番地がついていません。
これに似たものをほかの街でも見かけました。
駐車場の中に、意味ありげな破線が通っていて、そこだけ車を置く区画が描いてありません。
これもそこに赤線道が通っているものと思われます。
道路や河川にはこうした番地のついていない土地があり、こうしたミクロな規模まで厳密に境界があるのです。田んぼの間の道も得てしてこういう国有地なのですが、宅地の中に取り残されるとこうして奇妙な形で姿を表すもののようです。
以前書いた「怖いものの通る道」ではありませんのでご安心のほどを。