橋の上を流れる川

-これぞ路上の観察-

津山から鳥取に向かう国道53号線が鳥取との県境に差し掛かるところにループ橋があります。
出来たばかりのときは東洋一の規模といわれ、それ自体が観光地としてにぎわったのですが、ループ橋そのものは今では珍しいものでなくなってしまいました。
そのループ橋をくぐってみたらその向こうにもうひとつ橋がかかっています。

近づいてみるとやや斜めにかかっていますが、何の変哲もない橋のようです。

ループをぐるっと回っていくと、何と橋の上が川になっています。

(見にくい写真ですみません)
写真を撮った2日前に雨が降ったため、このときは水道ホース一本分ぐらいの水が流れていました。
橋を回りこむループが大きく谷をえぐっているため、谷の側方から流れ落ちる谷川を流すことができなくなり、こういう工夫となったようです。
谷が浅いのか、普段は水が流れているほうが少ないぐらいの川ですが、橋の上が川であることを知っている人は少ないのではないでしょうか?

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