ファのあたりと、ラのあたり、そしてオクターブ上のドのあたりで共鳴するだけなら、元のドの時の節の数は3です。それが基本というものじゃないですか。
そもそも、私の鼻歌の音程が440Hzから880Hzの間あたりかなというのは単なる思いこみに過ぎなかったのではないでしょうか?
そういう疑いでいっぱいになっていた先日、家族でショッピングセンターに行ったので、それとなく楽器屋さんの前を通りかかり、店頭のピアノで自分の鼻歌の音域を調べてみました。
何と、ピアノの70いくつある鍵盤の下端から4番目まで鼻歌で歌えます。上はというと、鍵盤の中央からやや上までしか出せません。と、いうことは、風呂場で私が見つけた共鳴周波数も案外低いところにあるということになります。
とうとう、音程に関する何らかの測定器(あるいは正確な音程が作れる発信器)を入手しなければならないことになってしまいました。(本当に、なしでやるつもりだったの?)
まず、お役立ちツールならこの辺だろうと窓の杜を訪問してみました。
するとサウンドモニターFFT Waveというのがそれらしかったのでダウンロードしてきました。
それからマイクはPC9821Cbの付属品だったとおぼしきものをほじくり出してきました。
使ってみると、ううむ。面白い。が、高等すぎて使いこなせない。
鼻歌の低い方の極限を測定してみます。
C=440とした場合の各音階のオクターブごとの周波数を次の表にしてみます。
今夜は家族が不在のため、一人で風呂を沸かして測定です。
風呂桶がからっぽの場合はこの話で言う共鳴は起こりません。からっぽの風呂桶は底が床より低くなっているため共鳴に不都合なためでしょう。また、水面からちょっと頭が出て、体が音の経路を遮らないということも重要なようです。
子供を風呂に入れる必要もなく、パンツ一丁で風呂場から飛び出して来ても大丈夫な今夜が決行の時です。
まず湯に体を沈めていつもの共鳴を探します。
それからソが共鳴しないことを確かめてその前後の共鳴を探ります。
それから、ドの音を忘れないようにハミングしながら大急ぎで体を拭いてパンツをはきます。
「裸で手ぶら」には反してしまったなと、思いながらその音を調べてみたのがこれです。
いやはや、結果のシンプルさに比べれば何とも七転八倒なレポートでした。
しかし、私にしてみれば学ぶところの多い体験でした。
私は今夜からは黙って風呂に入るのでしょうか?
きっとそうはならないと思います。