ケーブルテレビの幹線工事が近づいて来たのを察知した私は、喜びいさんでテレビ津山にメールで非公開質問状を送ってみました。
質問の要旨は
驚いたことに電話で丁寧なお返事を頂きました。
お返事の要旨は
テレビ津山の料金体系は、要約すると
非対称モデム | 対称型モデム | |||
ローカルIP | グローバルIP | ローカルIP | グローバルIP | |
仕様 | パソコン1台 1メールアカウント ホームページ10MB | パソコン1台 1メールアカウント ホームページ10MB | パソコン4台 4メールアカウント ホームページ20MB | パソコン4台 4メールアカウント ホームページ20MB |
月額料金 | 4000 | 5000 | 8000 | 12000 |
接続PC追加 1台につき | ローカルIP 500 グローバルIP 1500 | ローカルIP 500 グローバルIP 1500 |
||
追加PC6台以上 | 3000 | 3000 | 5000 | 20000 |
ドメイン管理料 | 1000 | |||
追加メールID | 200 |
対称型モデムと非対称型モデムの違いは何かというと、パソコンからインターネットへ(上り)の回線速度の差で、これが上下同等なのが対称型、どうせダウンロードの方が圧倒的に多いのだから上りの回線速度を5分の1ぐらいに抑えちゃえというのが非対称型です。ここにきて初めてADSL(非対称デジタル加入者線)の言葉の意味がわかりました。(が、ウチはADSLではありません。)
結局、私が選択したのは非対称モデム、グローバルIP1個に追加でローカルIP1個、追加メールアカウント2個としました。(月額5900円)
ADSL各社もグローバルIPを貸してはくれますが、これより高めのことが多いようです。ADSLには一般にルータの使用制限はありません。これはルータが使用されているかどうかについてプロバイダが検知することがほぼ不可能だからであろうと思います。
テレビ津山にしても、ルータの使用を検知することはどうせできないのだから、PC利用台数による課金はあきらめてケーブルモデムの帯域一杯までならご自由にお使いください。とすればいいのではないでしょうか?
おっと、それでは基本料金が上がってしまう。私は現状に満足しています。
これは、帯域のボトルネックがテレビ津山のケーブル網にあるのではなく、テレビ津山から外(たぶんNTT)への回線にあるのだろうということを暗示しています。
セカンドマシンのPluto(自作、GA5AX、K6−2 550MHz)のCPUをK6−2+に交換し、メモリを増設してWindows98SEに入れ替えます。
Windowsインストールはトラブル続きで、もう1本記事が書けるほど苦しみましたが、結局増設したメモリの不良ということで解決しました。
K6-2+はCore2.0Vの500MHz版ですが、実際には1.8Vで300MHzという大幅なダウンスペックをして使っています。しかし550MHzで使っていた時期に比べて性能がそれほど劣るものではないようです。これも常時接続に備えて消費電力を削減するためです。
(常時接続のパソコンは常時電源ONでないといけないわけではありません。ビギナーの読者は真に受けないように、念のため。)
さらに、以前入手しておいたパソコン内蔵型10BASE-Tハブを装着しました。
これは今や時代遅れのスケルトンケースからアクセスランプがチカチカと透けて見えるため非常にカッコよく見えますが、本体電源を落とすとホームネットワーク自体が消滅するという重大な欠点を持っています。
いいえ、私はこれをホームネットワークにするのではありませんよ。あくまでもケーブルモデムからの分配用ハブに使うはずです。そうしなければ追加料金3000円が発生しますから。ねえテレビ津山さん。
Windows98をWindows98SEに入れ替えたのも「ネットワーク接続の共有」ができるからではありませんよ。他の性能がアップするのかどうか知りませんが。
妻の証言によると、工事のおっちゃんは屋根裏の分配器のことや、既存のアンテナ、ブースターのことなど一切尋ねずに屋根をカチャカチャ歩き回ってきわめて簡単に工事を終了したようです。
屋根裏の分配器に到達できるよう、押入れのものをすべて放り出して通路を作っていたのが無駄になりました。
工事のおっちゃんはその後、家じゅうのテレビを探してチャンネル合わせをしてくれましたが、これが1台3000円。ビデオは使い方がわからなかったので処置なし。
自分ですれば1日分の稼ぎが出るところでしたが、私が家にいてテレビの系統図をこと細かに説明しなくて却ってよかったのかも知れません。
隠しテレビが次々と出てきて1日分の稼ぎを失うところでした。
自分でTVチューニングをしてみて、ちょっと驚きました。
13チャンネルはBS1が入っているはずですが、UHF帯には何も見つかりません。
古いテレビをいじっていたら、3チャンネルと4チャンネルの間に13チャンネル以降の番組が詰まっている周波数帯がありました。(知っている人たちには常識に属することでしょうが)
もともとVHFの1〜3チャンネルと4〜12チャンネルの間に隙間があることは知っていましたが、電波で放送しているわけではないのでこの隙間にチャンネルが入っていても何ら差し支えはないわけです。
案外古いテレビはこれらの隙間チャンネルが映って、中途半端な古さのテレビでは隙間をスキップしてしまうため映らないチャンネルがありました。
さて、パソコンはどうなっているでしょうか?
そびえたつ自作パソコンの横には真っ黒なケーブルが1本だけ、端っこはキャップで終わっています。
え?こんなん使うのは10BASE-2だっけ?それとも10BASE-5だったっけ?
よく聞くとパソコン工事は後日だったのでした。ちゃんちゃん。
若くて男前のにいちゃん(奥様談)は私のマシンPlutoを前にいきなり絶句して、「メーカー:自作」というのは私、これが2度目でして・・・といいわけしつつ会社と連絡を取ること約30分、接続が無事終了しました。
にいちゃんには、パソコンにハブが内蔵されていることがどうにも理解できなかったのでしょう。私が準備しておいたLANケーブル(ストレート)2本がケーブルモデムからハブを経由してLANコネクタにささっていました。
うんうん。テレビ津山的にはそれで正しいんだよ。このハブはグローバルIPのメインマシンとローカルIPのサブマシンの両者にケーブルモデムの信号を分配するためのものですから。
続いてメールソフトの設定になって、どのアカウントを設定しましょうか?と、あまり訳のわかっていない奥様に問うと、
「適当に、一番上のだけでいいです。」と、全く適切なお答え。
一番上・・・というと、「くまプ〜」ですかぁ?
お兄ちゃんは言ってて恥ずかしそうでした(奥様談)
私が帰ってみると、パソコンルーム兼ガラクタ(含オヤヂ)収納庫に扇風機が設置してあったところを見ると、このお兄ちゃん、よっぽど男前だったと伺われました。
さて、接続してみると、電話線時代に比べて数十倍の速さです。パソコンの性能の限りに速くページが開いていきます。
FTPも速くて、この書き溜めたホームページがすでに8MB近くなっていますが、数分でアップロードすることができました。電話線時代なら1時間かかっても画像がアップロードしきれない量になっているものです。
その後、サブマシンのセットアップをしてみたら、今度は外のインターネットが遅くて見に行けない状態になっていました。
テレビ津山内のデータ転送は速いままなので仕方なくテレビ津山の掲示板を見に行ったら、しばしばサーバが落ちることの愚痴や、土曜・日曜に非常に遅いことについての愚痴が書きつらねてありました。
方法論としては今のところ最速のブロードバンドですが、まだまだ未熟な部分もあるようです。