3日目の休日。やっと手が空いたのでわくわくしてドライバーを出してきました。
もちろん、ハード的なドライバー、いわゆる「プラスドライバー」というやつです。
私がパソコンを自作する最大の目的、最大の楽しみは実はこの「トラブルを楽しむ」ことに尽きるかも知れません。奇妙な趣味ですか?楽で快適で文句を言えば誰かが(有償にて)対処してくれるというのはホビーではありません。私はパソコンで何かをすることを趣味としているのではなく、珍しく「パソコンする」こと自体を趣味としている者です。
ドライバー片手にマシンにささっているケーブル類を抜き取り、・・・念のためバラす前にもう一度動かないことを確かめようとケーブルを接続し直しました。
あれ?マシンはあっさり起動してしまいました。がっかり。
その後マシンは1週間ほど何事もなく動作していました。
今朝までは・・・・。
今朝、出勤前の5分間でどうしても修正してプリントアウトしなければならない書類がありました。
朝食を食べ終えると、寒い部屋で「起動!」の掛け声とともにマシンの電源ボタンを押して、Windowsが起動している間に着替えを済まそうとその場を離れていました。
2分後、着替えながらマシンの様子を窺うと、
「・・・」
沈黙しています。
再度電源ボタンを押すと、
「・・・」
動きません。
ケーブルを抜いたり挿したり、揺すぶったり叩いたりしてからボタンを押すと、
「・・・・・。」
動きません。
うあぁ。大変なことになったぞ。仕事に遅れてしまう。
この故障も叩いたりバラしたりしているうちに直るものでしょうが、残る3分で何をしたら最も有効でしょう。
その時、ふと思い出したのは、先日買った雑誌(Dos/Vmagazine)の読者投稿に冬になると不安定になるマシンがあるというお話でした。
私は洗面台に行ってドライヤーを取り出してきました。
そして本体側面や背面の穴という穴めがけて熱風を吹き込みました。
2分後、無事マシンは起動しました。
電源系統の根本部分が寒さで収縮したときに接触不良を起こすもののようです。
プリントアウトは受け取りに来たお客に1分ほど待ってもらっただけで、無事用を果たしました。
しかし、冬眠するパソコンなんて、人間的を超えて動物的過ぎるじゃないですか!