安価でキュートなノートパソコン

-Pocket Post Petで遊ぶ-


9月頃でしたか、関東地方で学生をしている弟から「Do You want ppp?」というタイトルのメールが届きました。
ppp?インターネット接続ソフトなら間に合っているが。・・・と思いながら本文を読むと「ポケットポストペット」がいるか?という内容でした。

Post Petはメールソフトとして我が家でもパソコン上で一時期活躍していましたが、子供があのメールを運ぶ動物を世話したがって、メールのない時でもパソコンをつけろとせがむほど好きでした。
ポケットポストペットはポストペット専用機として小さな画面とキーボード、そして携帯電話のインターフェースがついています。しかし、その裏にはWindowsCEマシンが丸1台稼動していて、普通の使い方では生涯その機能を使わずに終わることになっており、私としてはその覚醒の時を待つ影のパソコンが気になってしょうがなかったのでした。

ポケットポストペットはそろそろ型遅れになって店頭から姿を消していますが、見つければ5000円程度で入手できるそうです。5千円のノートパソコン!(正確にはハンドヘルドPCでしょうか)欲しくて欲しくてたまらなかったお土産でした。すぐに「いる!」と返電したのはもちろんです。
3ヶ月後、いよいよ弟が帰省していまや珍品となりかけているポケットポストペット(新品)とご対面です。

本来の機能
本来の機能はポストペットと簡単なブラウザだけです。
かわいいペットがメールを運んでくれますが、添付ファイルが扱えない、受信したメールを仕分けるのが苦手など、メールソフトとしても時代遅れなものになりつつあります。
ただし、おえかきメールという機能を使えば手書きの絵がgifファイルになって添付されます。
ブラウザ(worldTALK/CE)はIEでいえばver3.02ぐらいでしょうか、javascriptやshockwaveflashは開きません。cookieやsslには対応しているようです。

設定もこの2つの機能を実現するための必要最低限の項目しかありません。
メモリは内部に8MB、追加としてマルチメディアカードが1枚させるようになっています。メモリ8MB!おそろしい低スペックです。おまけにマルチメディアカードの後継となるSDカードは認識しない模様です。さらには32MBのマルチメディアカードの後半にデータを書き込んでしまうと読めなくなるそうです。(これはBIOSのバージョンによるとのこと)実はマルチメディアカードの確保がポケットポストペットの保守の要となりそうです。

かな漢字変換は学習機能のない、程度の悪いIMEのようなもので(ひょっとしてIMEそのものかも知れません)他に電卓とカレンダーがついています。おや!電卓にヘキ電機能(16進演算)ついているじゃないですか。意外なところでマニアックですね。

携帯電話からインターネットへ
ポケットポストペットの裏には携帯電話に接続するためのケーブルがくっついています。これを携帯電話に挿して、・・・それからどのプロバイダに契約するのでしょう?
私はテレビ津山に加入した際に電話回線のプロバイダは解約してしまっています。残っているのは@Niftyの月額210円契約だけです。これはpopやsmtpも使えない非常に不便な契約ですが、NiftyServe時代から継続して契約している人にだけお情けで許された最安価な契約形態です。

モペラに接続した時。
パケットはtachikawaという
地名を含むアドレスで
ネットに接続していた。
@Niftyに接続した時。
津山にあるNiftyのアクセスポイントを探し、電話番号とパスワードを入力します。メールサーバーはテレビ津山のものを入力します。
メールチェックをしてみましたが、何か障害があってつながりません。
インターネットは?接続しようとしたら「モペラ」と表示された接続が現れてアッサリつながりました。え?電話番号も入れていないのに。
モペラの申し込み不要・会費不要の接続ではメールのチェックはできないようですので、仕方なく取り扱い説明書を読みました。(<最初から読めって。)
結局、入力しなくてもいい「ドメイン名」という項目を空欄にすることでメールの接続もできるようになりました。

予備知識もプロバイダ契約もなしにポケットポストペットを買えば「NTTにしますか?So-netにしますか?どちらも月額500円です。」と究極の選択を迫られるところでした。(<6年間も使わないNiftyに会費を払いつづけるのはどうなんだ)

モペラの接続は東京都までの携帯電話料がかかるようです。一方、Nifty接続は津山までの携帯電話料と1分8円のNifty接続料がかかります。と、思ったら本年12月10日で代替アクセスポイントは廃止され、1分20円の料金がかかりますと。ボッタクリ!! うーん、かなりコスト的にはかさみますなあ。(<「その」携帯電話にはiMODEはついてないの?)

WindowsCEマシンへの改造
ポケットポストペットの隠された機能の封印を解くにはマルチメディアカードともう1台のパソコンが必須です。
マルチメディアカードに"\CE\R4100\AutoRun.exe"というファイルがあれば、ポケットポストペットはカード挿入時(起動時ではありません)にそれを自動実行します。

このAutoRun.exeはどこにあるかって?そうではなくてエクスプローラなどの足がかりとなるようなプログラムをAutoRun.exeという名前に書き換えて配置しておくのです。ただし、Windows98などから抜いてきても駄目です。WindowsCEで、MIPSプロセッサ対応で、DLL等の依存関係に注意を払う必要があるようです。
その辺の詳しいことはこちらこちらが非常に参考になりましたのでご覧ください。

手順としては

  1. マルチメディアカードにファイルマネージャ(texplore.exe等)を\CE\R4100\AutoRun.exeと名前を変えて配置する。
  2. その他の必要となるプログラムsmallmenu.exe(スタートアップメニュー相当)、smalltweak(tweakUI相当)及び好みのプログラムをマルチメディアカード上に準備する。
  3. すでに起動してある本体にカードを挿したらファイルマネージャが起動するので、プログラムを適宜本体メモリ(Program Files等)に置きなおす。
  4. ”\Windows\プログラム”フォルダに配置したプログラムのショートカットを置く。
  5. smalltweak.exeに画面両脇のハードアイコンの機能割り当てを変更する機能があるので、どれかのアイコンをsmallmenu.exeに割り当てる。(私はカレンダーのアイコンを割り当てました。カレンダーはペットの部屋からも行けるので問題ありません。)
  6. これで、マルチメディアカードを抜いても、リセットボタンを押しても、カレンダー(または割り当てた他の)ハードアイコンをタップするだけでメニューが開き、任意のプログラムが選べるようになります。

WindowsCEマシンとしての使い勝手
あ、申し遅れましたがこのパソコン、SONY製ではなくてカシオ製の模様です。CASIOPEAというハンドヘルドPCがかつて一世を風靡したことがありますが、これはくしくもその末裔のようです。
私はまだCE化してから半日しか経っていないので(そしてWindowsCE歴半日なので)偉そうなことは言えないのですが、かわいくて、遅くて、メモリが少なくて、そのくせ意外なことをやってのけるこのマシンは先人の言うとおり「ピンクの熊の皮をかぶった狼」であるといえるでしょう。

SpreadCEを動作させている状態
私は前記の改造必須ソフトの他にpnotepad.exe(メモ帳相当)、SpreadCE.exe(Microsoft Excel相当、当然機能は少ない)、tGETFile.dll(ファイルオープンコモンダイヤログを出す)、htmlex.exe(ブラウザ起動)、GSPlayer2.exe(mp3プレイヤー)をインストールしてみました。
いずれのソフトもファイルサイズ(全部で1.5MBの模様)の割にいい仕事をします。
ただ、時々動作が死ぬほど遅い時が見られます。これはソフトのせいではなく、メモリ不足のせいでしょう。mp3も音がブツブツ途切れますが、音質を下げると聴けるようになります。どうせ大豆ぐらいの大きさのスピーカーでその他には外部出力なんてないのですからこらえてあげましょう。
そうして1日ポケットポストペットと戯れて、pnotepad.exeで書き上げたのがこの原稿です。

人が一般にパソコンに期待していること、wwwブラウズ、メール、ftp、文書書き、表計算、音楽再生、ゲーム・・・この小さな機械にやらせてできないことのほうが少ないようです。
しかし、初心者の方はこの記事を真に受けて「こんなすごいパソコンがあるなんて!」と買いに走らないようにしましょう。このマシンのもたらすものは快い知的労働が主であって、普通の人が「面倒」と感じることと意味するところは等しいのですから。


続編です。
もうPocket Post Petが面白くてたまりません。
たかが2MBのユーザーメモリ、16MBのマルチメディアカード、131MHzの組込み用CPUで何ほどのことができるのでしょう。
それが、万能なのです!(便利というのとは別です。)
ベッドの中でホームページ執筆 -ポケットメモ帳Super Editor F99-
ポケットポストペットをCE化するにあたってなくてはならないソフトを多数作ってくださったtillanosoftさんのページにポケットメモ帳があります。
これが入っているだけで、ポポペは私としては非常に重宝するものとなりました。
ベッドにもぐりこんで真夜中でもホームページが執筆できるのです!特に冬には有難い限りです。

最近の本サイトの記事は、まず記事をポケットポストペット上で書きなぐり、あとからパソコンで画像やリンクを貼り付けて出来上がりという過程で書かれています。筆不精もちょっと解消になりました。
しかし、寝ぼけて執筆していたら恐ろしいことも起こるのです。

ポケットメモ帳は大きなサイズのファイルに耐えることが出来ないようです。
ある程度文章が長くなってから、文章の一の方をエディットしていると、表示が異常に遅くなり、ついに無反応になってしまいました。仕方がないので「上書き保存」を連打してしばらく待ってからスイッチを切りました。翌朝、同じファイルを開いてみると、おや?何にもない白紙が保存されているではありませんか。

これをカバーするかもしれない(限界性能は未確認)ソフトとしてSuper Editor F99を見つけてきました。
こちらのほうが大きなファイルに耐えるようですが、ファイルオープンコモンダイヤログが出ないために、使い便利はポケットメモ帳に劣ります。(あくまでもポポペ上のことです)
「ファイルを開く」、と「ファイル名を変えて保存」が出来ないのは不便ですが、ポケットメモ帳で作りかけたファイルをSuper Editor F99で開き直し(関連付けでできます)書き足しては「上書き保存」をすれば双方の欠点を補って結構使えます。

Excelを超えた! -Spread CE-
SpreadCEはMicrosoftExcelによく似た表計算ソフトですが、Excel97のファイルを直接開けるばかりか、コンパクトさを生かしてExcelをも超える使い便利を発揮しそうなソフトです。
もちろん、SpreadCEで実現している機能はすべてExcelにもあるのでしょうが、機能が凝縮されているので、長年Excelに接してきても見たことがなかったフォーム入力機能や、シート上に図形を書きこむ機能がペンで使えたのは驚きでした。
どのぐらいの大きさのファイルや、どのぐらいの種類の関数が扱えるのかまだ未確認ですが、とりあえず私の能力を超えているので大丈夫だと思います。

ポケットに音楽を -GSPlayer2-
mp3の再生ができるソフトを検索してみたら、最初にヒットしたのはXaudioでしたが、英語のサイトをウロウロしても、いっこうにダウンロードできるページがありません。
次にたどりついたのが、このGSPlayerでした。

初めはCD音質のmp3を再生させて音がブチブチ途切れたりしていましたが、豆みたいなサイズのスピーカにCD音質でなくてもいいだろうと思い、FMラジオ音質のmp3を作り直しました。
さすがに音質の違いが劣るのは聞き分けられるのですが、32MBのMMCにCDアルバム2枚分の音楽が持ち歩けるのはすごいことだと思います。
唯一の障害は、熊のようなサイズのおっさんが、ピンクの熊をかたどったパソコンもどきを開いて松任谷由美を聞くというのが傍目には異様なのではないかという懸念です。
これについては、イヤフォンジャックを増設するという改造をされる方があるそうですが、穴をあけたりするのは怖いのでハード改造は見送りとします。

高級過ぎる落書き帖 -幻色鉛筆-
ポケットポストペットには「おえかきメール」機能があり、手で書いた絵がgifファイルになってメールに添付されますが、何とかペン機能を生かしてちょっと落書きができるソフトはないでしょうか。
この幻色鉛筆はその要求を満たしてくれます。しかし、私にはMicrosoftの「ペイント」程度の機能があればよかったのです。これってすばらしすぎます。

脅威のメーラ -QMAIL2-
CE化するにあたって参考としたページに、QMAILのことが紹介されていたので興味を持ちました。
パソコンとのデータ移転にMMCをいちいち挿し替えるのが面倒だから、メールに添付してさっさと送ってしまえないかと考えたわけです。(<そんなことに通信料金を負担するのは愚か)
そこでQMAIL2をインストールしてみたわけですが、スゴイですね。OutlookExpress以上の機能を持っています。もちろんポストペットでもメール送受信はできるのですが、速さも柔軟性も桁違いです。

肝心の添付ファイルの取り扱いですが、受信は問題なくできました。送信はファイルオープンコモンダイヤログが開かないため、ファイルの添付が不可能でした。
本文編集画面ではインライン変換ができないために、漢字の決め打ちをする羽目になりました。これは仕様で、いたしかたないもののようです。
その他の問題としてはアドレス帳の編集や外部エディタとの連携が今のところうまくできていません。(私の理解不足によるものと思います)

telnetで世界へ -PocketTeraTerm-
インターネットを這い回るには、telnetができなければなりません。どうやるんだろう?と思っていたら、使いなれたTeraTermProのCE版があるようです。
早速インストールしてみましたが、私がアカウントを持ったtelnetサーバなんて世界にはそうそうありません。
唯一アカウントがあるのが、telnetとしては一風変わったr2.nifty.ne.jpです。NiftyServeの月額210円お情け会員にのみ開放された@Niftyの裏口です。

津山アクセスポイントに電話をかけて、TeraTermを接続すると「login:」というプロンプトが出て、これに答えると化け字が送られてきます。何度やってもうまくいきません。どうやら、telnet用でなく、普通のPPP接続用のプロンプトが流れてくるようです。
次にWorldTalk/CEでどこかのWebサイトを見る状態にしてモペラにつないでみました。つないだままでtelnetからr2.nifty.ne.jpを呼び出すと「EnterConnectionID------>」というメッセージが出ます。これに「SVC」と答えて通信開始です。何とも懐かしいじゃないですか。
メニューからメールに進み、1通書いて送信し終わったところで、勝手に回線が切断されてしまいました。
どうやら裏で稼動しているWorldTalk/CEが5分間(設定可能)の無操作状態を検知すると勝手に切断してしまうようです。
構わないといえばそうですが、微妙に不便です。ま、NiftyServeにいまどきこんな形で接続する人なんて稀有でしょうから、一応telnetは可能ということで満足しておきます。(<次項のソフトで解決したようです。)

公衆電話からインターネット -IrSwitchP-
ポケットポストペットになぜかついている赤外線ポート、CE化改造していない場合は一生使う機会なんかないはずです。依然としてMMCを挿し替えることなくデータを転送したい私は、この赤外線ポートが使えないかと考え始めました。と、同時にあれこれ実験に使ったため携帯電話の通話料がちょっと怖くなってきました。
この赤外線ポートからIC携帯電話に接続できないでしょうか?
というわけで、上記IrSwitchPをインストールしてみました。非常にシンプルな画面です。「OK」をタップしても何も起こりません。説明も非常に簡潔で、よく読まない私にはわかりません。
ところが、QMAILの「ダイヤルアップ」に項目が増えています。初めは「Mopera」「MoperaSet」「接続」だけだったのが「ICBK」「IRDABK」「IRDADBK」「PDCBK」という選択肢が増えています。IrSwitchPがレジストリを書き換えたので項目が増えたのだろうと思います。
IC公衆電話の前であれこれ試していたら、急に「カードを入れてください」と表示が変わり、QMAILのダイヤラがどこやらに電話をかけ始めました。(本当はIrSwitcP付属のdialUp.exeを使ってダイヤルするのが正式のはずです。)
接続して待っていても何も起こりません。とりあえずメールの送受信は、メニューから送受信を選ぶとできました。そのままWorldTalk/CEでWebサイトを見ようとするとmoperaに接続を変えようとして失敗します。telnetはできるようですが、電話機の前の空中にPocketPostPetを保持して、赤外線窓をさえぎらないよう配慮しながら、本体を落とさぬよう素早くキー操作するのは神業のように思われます。

次の日。あれ?ポストペットから携帯電話でメールが送れません。・・・ということは・・・IC公衆電話までポポペを持って行き、送信操作をすると、みごとに赤外線経由(Nifty経由)でメールが送れました。WorldTalk/CEによるWeb閲覧もNifty経由ならできます。moperaの場合、携帯電話専用の電話番号であるためつながらないのだろうと思われます。
説明書をロクに読まないでも使えるこのソフトは、ポケットポストペットを母艦パソコン不要にする画期的効果がありました。
だって、いまどきの携帯電話には必ずメール機能やブラウザ機能がついているので、ポケットポストペットを接続して使うよりは直接「母艦」携帯電話からメールする方が早いじゃないですか。
その呪縛を解いてしまったというのは、ポケットポストペットとしては画期的なことです。

入手後半月にしてわがPocketPostPetは今のところこんな進展を遂げています。
次はftpによる転送を試みることと、Niftyに依存しない通信経路を確保することでしょうか。
上記ソフトウエアのうち「幻色鉛筆」「QMAIL2」「SpreadCE」はMMC上に置いていますが、その他のソフトはユーザーメモリ領域に置いています。「その他のソフト」すべてで1MBそこそこです。1MBって、フロッピー1枚分というか、いまどきのパソコンのメモリの100分の1、ハードディスクの10万分の1ぐらいの容量です。それでいて、遅いとか機能が劣るとかいう不満はほとんどありません。
WindowsCEアプリケーションの開発に携わってきた方々の努力に感謝するとともに、「Micro」を冠する名前を持ったソフト会社がいかに巨大でその割に遅いプログラムを書いているか、ひしひしと感じます。あ、WindowsCEってMicrosoft製ですか、彼らもできないわけじゃないんですね。きっとハードウエアの進化を促すためにわざと大きくて重いソフトを作りつづけているのだろうと思います。

なお、重ねてお断りしておきますが上記ソフトを利用するためにわざわざ新規にPoketPostPetを調達する必要はありません。別のハンドヘルドPCを使われるか、Windows98パソコンには上記の機能はほぼ網羅されています。ピンクの熊をかたどったパソコンでないと嫌な人、パソコンのわがままにつきあうことそのものを趣味としている人だけが、このディープな世界を見ることができるのです。

参考文献
"かるり"のポケットポストペットCE化情報ページ
Windows CE FAN
(03.01.15追記)


その後、中古ショップにて3000円で2台目のPocketPostPetを入手してしまいました。
こちらはBIOSのバージョンが4300で、使えるMMCに制限があるモデルでした。
これに合わせてNiftyServeの月額210円会員を止めて、DIONの月額250円会員になりました。
事実上PocketPostPet専用のアカウントを持った・・・はずでしたが、PocketPostPet内蔵のPostPetの設定がSo-net向きに出来ているため、メールの送信がうまくいきません。受信なら出来ます。(できました。設定ミスだったようです。) 上記QMAIL2なら送受信が問題なくできます。J-PHONEの携帯電話でも使えます。
しかし、DIONの250円会員には公衆電話からかけられるアクセスポイントがありません。
IR窓から母艦なしのメールというのはできなくなりました。
たぶん、たぶんですが同じ250円会員でもNiftyの会員ならばIC公衆電話からメールの読み書きが可能であったろうと思われます。

いや、そんなことより、私は2台目を買ったばかりに箱の内側にこんな文言が書かれていることに気がついたのです。

やぁ。
こんなところで会えるとは。
この箱の中には、キャンディもロケットも、
福神漬もチワワも、鬼も釣り竿も、
哲学書もラブレターも入っていないけれど、
そういうものぜんぶを手に入れられる、
とんでもない道具がしまいこまれているよ。
道に迷ったらこいつに頼ってごらん。
そのうち、またね。


・・・まことに「とんでもない道具」でした。
(03.07.15追記)


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