スローライフな1日

-美作河井転車台発掘-


昨年、5月に美作河井駅の転車台を見に行って、その荒廃ぶりを写真に収めて帰りました。
そのときは、こうして転車台は遺跡として地中に埋もれていくものと思っていたのでしたが、 今日はその美作河井転車台の発掘イベントだというので、見学に行ってきました。

以下は写真ばかりで失礼します。
美作河井駅。後ろの山は中世の城があった矢筈山。

すっかりきれいにされて、枕木と線路が新しくなっています。

こんな看板も準備されています。

作業中の風景。手前の鉄棒は転車台を手動で回す時のハンドル。

臨時列車「みまさかスローライフ列車」が到着。

売店のテントにはお持ち帰り用転車台もありました。

会場ではこんな乗り物の体験乗車もしていました。

すっかりきれいになった転車台上で記念撮影。

懐かしいタブレットの受け渡し風景。

最後のボルトを締めて、作業完了。

沿線には「みまさかスローライフ列車」めあてのカメラの放列が出来ていました。

私の酔狂が、こんなに大勢の人を動かして、津山の宝を掘り出して保存してもらい、臨時列車まで運行されるなんて、感無量の1日でした。

復元した転車台は大人が3人ぐらい居ればスムーズに回ります。
せっかくですので、昨年(2006年)5月21日に撮影した、この転車台の写真を原寸で置いておきます。(各々850KB程度ありますのでダウンロード環境によってはご注意下さい。)
縮小した写真は昨年12月12日の記事で見られます。
kawai1.jpg  ←この写真は「鉄道ピクトリアル」2007年10月号、114ページに掲載されました
kawai2.jpg
kawai3.jpg
kawai4.jpg
kawai5.jpg
この状況を知っていた私にとっては、1年もたたない間にこの転車台が蘇ったことは本当に奇跡のような幸せでした。 それはまさに、この5枚の写真から始まったことなのです。
「なべのさかやき」目次に戻る