■ 印刷の方式について |
雑誌や書籍、プログラム・カタログ・資料など、複数のページから構成されるページ物。そのページ物はページ数や用途によって製本方法が分かれます。 |
刷版について 印刷物を作成するには紙とインキ、そして絵柄(文字や画像)をそのまま紙に付着させるための刷版(印刷用版材)が必要になります。刷版の表面には印刷する(インキの付く)部分とそうでない部分に分かれ、インキの付いた部分を紙に写して印刷していきます。(写真-1) また印刷方式の違いによって刷版の材料・表面の作り方が異なりますが、版材も安いことなどから現在はオフセットと呼ばれる印刷方式が主流になっています。 |
オフセット(平版)印刷 刷版の表面に水をはじく(絵柄)部分と、水をはじかない(非絵柄)部分をつくります。印刷段階で刷版の表面に水を与えると、水をはじかない非絵柄部分のみ水分を含みます。この状態で刷版にローラーでインキをつけると、油性のインキは水をはじいた絵柄部分にのみ付着し、これをゴムの銅(ブランケット)に転写して、紙に写すという方式です。 |
凸版印刷 左右を逆にした刷版の凸部分にインキを付着させ、そのまま紙に写す印刷方式で、最も長い歴史をもち印鑑や版画なども同じ方式です。 |
凹版印刷 インキを版胴一面に付けた後、ドクターと呼ばれる金属のヘラでこすって版面をふき、凹部に残ったインキを紙に印刷する方式です。 |
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