天狗寺山登山(2002年9月18日 晴)
<津山市の最高峰>
今度の日曜日は泉山だが、妻が久しぶりの山行なので足慣らしをすることに。
天狗寺山は津山の最高峰であって、お手軽に登れるということらしい。
グリーンヒルズの横を抜けながらこれから登る山頂を眺める。空気も澄んで展望が期待できそう。

大篠から大篠奥谷を抜け下茅峠の登山口へ。車は電波塔の入口のそばに駐車。
津山側からのアプローチに関して情報が少ないようだが、全線舗装で何の問題も無く利用できる。
加茂町から上がるよりも、20分くらいは短縮できるはず。利便性では津山からのほうが良いか。

<靴は新品>
登山口取り付きからは展望のある尾根筋。ゼンマイとイバラが伸びかけだが快適に登れる。
妻はキノコやら花やらを眺めながら、私は風景を眺めながら。しだいに道は急登になり雑木の中へ。
それなりに急な道で妻の慣らしには持ってこい。また、今回は妻の登山靴のシェイクダウンでもある。
それも気になるところ。「気持ち大きい」と言いながらも履き心地は悪くなさそう。

妻は今まで運動靴で登っていたので、そろそろと思い購入した。
購入基準は、ゴアテックスで大山夏山登山道が登れる程度。
このモデルは比較的ソールの柔らかいもので、登山靴というよりも運動靴に近い。
もっとハードなものが良いかとも思ったが、初めての登山靴でもあり、本人の希望もありこれにしてみた。

完全に尾根ルートで、右手には津山市街、左手には泉山、大ヶ山などがチラリチラリ見える。
天気は良く日差しは強いが、雑木の中はとても涼しく快適。汗もかかない。
途中、展望のある場所があった。展望は南方面に開けており津山市街中心部が見下ろせる。
ここからは先は道幅が一回り広くなり、ぐんと登りやすい。

その展望のある場所の先に巨岩が。巨岩を巻き一息登ると、一気に道は平坦になる。
地図の確認もせずに登ったのではっきり分からないが、このあたりで標高800mくらいか。
そして案内看板のある分岐が。「頂上」「貝尾方面」「成安方面」の三方向。貝尾が来た方向。
成安は山頂から見て北ルート。

「岡山県百名山」には貝尾ルートが、「岡山の山 百選」には成安ルートがそれぞれ紹介。
分岐から見た成安ルートは切り開きははっきりしているものの、熊笹がかなり茂る。
現在は貝尾ルートのほうが一般的ということなのだろうか。

<お手軽山頂>
分岐を過ぎるとすぐに山頂三角点に到着。中心にベンチのある広場。
あまりにもあっけなく到着といった感じ。妻も「え?もう山頂?」と一言。
ルートは一般的な山道だが、いかんせん距離が短く良く言えばお手軽、悪く言えば物足りない。
それでも南西と北東に素晴らしい展望がある。持参したおにぎりを食べながら、風景に見とれる。
天気も爽やかで、遠くの山並みまで見通せる。一つ一つ、山を同定したり楽しいひと時。

じっくりのんびりくつろいでから下山。下山は登ったのと同じコース。一気に下りる。
登った時の感想以上に、あっけなく下山完了。お手軽すぎる・・・。
津山の最高峰は本当に本当に簡単に登れる山でした。

下山後、加茂町側に下り、今年出来たばかりの「百々温泉 めぐみ荘」に行く。
新しく快適で、ゆっくりとくつろぐことが出来た。妻も喜ぶ。
登山に費やした時間よりも温泉に費やした時間のほうが長く思える山行になる。



<コースタイム>(カッコ内は分)
登山口(14)巨岩(5)分岐(1)山頂(10)登山口



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