那岐山登山(2002年10月6日 くもり)
<大集団>
那岐山の麓にある奈義小学校は、毎年、那岐山登山を催しており、今年、私の甥が二人この登山に参加する。
両親がどうしても参加できないということで、私が代打保護者となった。
甥を迎えに行き、集合地の蛇淵の滝へ。この日は「那岐山トレッキング」というイベントも開催されている。
山の駅が基点になっており混雑していた。聞いた話では「キコ様のお父様」がお見えだとか。
車は登山道入り口手前の自衛隊ゲート手前に駐車。すでに数十台の車がある。
第一駐車場まで歩いて行き受付をする。子供、保護者合わせて180人らしい。
「那岐山トレッキング」は100人以上とか。合せて300人くらいは登るはず。すごい。
大集団の終わりのほうを歩く。甥は小学6年と小学2年。二人とも6月に登っている経験者だ。
6年生は友達と「先に行く!」あっという間に見えなくなった。
私は2年生と一緒にのんびり登る。非常に休憩の多い行程になりそうな予感。
<やっぱり大集団>
ペースは遅いが周辺を観察しながら登ることができて良い。
6月に登った時に比べ間伐が進んでいる。おかげで登山道周辺は非常に明るい。
間伐予定のテープなどがかなりあったので、今後も相当雰囲気は変わるのではなかろうか。
水場のあたりからガスの中に入る。
ルートにも変化があった。大神岩手前の急登が通行止めになり、トラバースルートが取って代わっている。
登山人口が多い為か、すでに相当踏み固められていた。距離は多少伸びるが歩きやすいルート。
新しいルートが終わるとすぐに大神岩。大神岩もすっぽりとガスの中だった。
<猛烈山頂>
大神岩を過ぎるとガスはさらに濃くなり、風も強まる。「山頂まで500m」の看板付近も新しい道が付いていた。
三角点に到着すると視界は5mほど。何も見えない。おまけにすごい強風。まともに立つこともできない。
真っ白なガスの中、手探りのようにして山頂へ向かう。早い参加者は下山にかかっており、かなりすれ違う。
1255m山頂は、ガスの中の強風にもかかわらず、ごった返していた。皆、寒さに震えながら弁当を食べている。
引率の方が「食事だけしてから下山してください」と叫んでいたが、とても食事のできる状態ではない。
こういう状況ならば、天候の落ち着くあたりまで標高を下げてから食事にしたほうが、と思う。
山頂はどんどん人が増えてくる。「那岐山トレッキング」のゼッケンを付けた方も登ってきた。
Bコースから登り、Cコースを下るコースらしい。
登頂された方がパンツ一丁になって汗を拭きはじめ、周辺で食事をしていたお母さん達が複雑な顔をしていた。
<ガスの中の下山>
食事もそこそこに下山する。今回はCコースの往復だ。相変わらずガスは濃く視界は不良。
下りも小学2年生とゆっくり歩く。かなり足が痛くなってきているらしい。
細かい間隔で休憩を取りながら、ぽつぽつ歩く。
蛇淵の滝の周遊道を経由し第一駐車場へ。余裕があるならばアスファルトの道より、こちらを利用するほうが楽しい。
大人数の登山も悪くない。が、ここまで多いと、訳が分からないうちに終わってしまった感じもした。
<今回のコースタイム>
第一駐車場(18)BCコース分岐(22)水場(28)大神岩(41)三角点(10)山頂(10)三角点(37)大神岩(55)
BCコース分岐(10)蛇淵の滝(10)第一駐車場
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