井水山登山(2003年10月13日 くもり)
<中林口から>
I氏と院庄ICに6:30集合。私の軽トラックで中林口へ。
鏡野町大町のバス停から中林口へ行く途中、道路拡張の為、通行止めの看板が。
祭日で工事は休みだったが、平日はしばらく利用できないようだ。
中林口駐車場へ駐車。細かな霧雨の降る天気。上空はガス。
悪天候の山は久しぶりだ。今年は天候不順だったが雨に降られたことは無かった。
空気は肌寒く薄手のジャンパーを着て登りはじめる。
今日のコースは中林口から直登コースを登り、井水山とヒュッテを周り、天の川コースを下山予定。
途中、直登コースを登るつもりが、どうも天の川コースを歩いているような気が。
私よりも泉山には随分詳しいI氏に聞いてみる。
私「これってひょっとすると火の滝のコースか?」
I氏「そうですよ」
私「直登コースを行くつもりだったんだけど、間違えたか?」
I氏「間違えたというか、さっき分岐がありまして・・・」
私「気付かんかったぞ」
I氏「分かりにくいけど実は分岐があったんです」
私「知っとったのか?」
I氏「ハイ、知ってました・・・」
私「教えろよ・・・」
と、いう感じでそのまま天の川コースを登って直登コースを下ることにした。
当初予定の逆コースだが、気にしない気にしない。
天の川コースはなかなか良かった。火の滝もとても綺麗だし、沢に沿って登るのも楽しい。
前半は沢に沿った渓谷を、後半は広葉樹の中を気持ちよく登ることが出来る。
ガスで展望はなかったが、代わりにイノシシの親子四頭が目の前を駆け抜け楽しませてくれた。
全体に広葉樹が多いコースで紅葉シーズンには楽しめるだろう。
<井水山山頂>
山頂手前の休憩舎のあたりから風が強く吹き始める。
歩いている時は良いが止まると急激に体温が奪われる。二人して足早に山頂を目指す。
井水山山頂はまったくもって純白の景色。風はビュービューと音を立てて吹く。
登頂した感慨よりも早くヒュッテに入って落ち着きたいと山頂を後にする。
ヒュッテではラーメンを食べながら随分くつろいだ。
外はずっとガスの中で気温も低い。私はポンチョをかぶり寒さよけにする。
過去の雑記帳をめくりながら、最近出来た津山高校山岳部OB会のことなど話がはずんだ。
ちなみに私もI氏もOB会のメンバー。I氏は私の二年下にあたる。
直登コースを下る。ヒュッテを出てすぐの頃、南の空が晴れ渡る。
小豆島などが見えた。綺麗な三角の山は讃岐富士だっただろうか。
直登コースは、直登と言うにふさわしい真っ直ぐな道。少し色気がない。
ひたすら擬木の段を下ってゆく。展望のほとんど無い道が続く。
休憩も取らず一気に下りきる。中林口の駐車場には乗用車が一台。
今回、他の登山客とは一切会うことが無かったし、入山時には駐車場にも車は無かった。
当然、私達より後からの入山だろうが会わなかったということは、天の川コースか、山頂方面か。
ともあれ人気の山だけあって、天候が悪くてもこうして登山客があるのはさすがだ。
このコースは紅葉時期に来て見たい。滝と紅葉のコントラストはきっとすばらしいだろう。
<コースタイム>(カッコ内は分)
中林口登山口(32)滝への分岐(26)休憩舎(3)井水山(2)ヒュッテ(47)滝への分岐(10)中林口駐車場
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