競馬必勝手を探して(その3.5)

-エリザベス女王杯をちょっと-


競馬必勝手研究は妙案がないままですが、何だか新聞やテレビでエリザベス女王杯の噂が聞こえてきたので、ちょっとイタズラに手を出してみようかなと思いました。
そういえば去年もそんなことで手を出して敗退したような気がします。
と、思っていたら山陽新聞に前日売りオッズが掲載されていたので、これはもうやるしかないなと観念して手を出してしまいました。

方法は「豪徳寺の玄三券法」とはこういうものではなかったかな?という再現です。
具体的には人気上位(オッズは低い)の馬を抽出し、その組み合わせ馬番連勝のオッズを見ながら資金を配分していく、そして、1番人気と2番人気の組み合わせのみ外す。という方法です。
なぜ1番人気と2番人気の組み合わせを外すかというと、有名な馬や有名な騎手は、単なる人気だけで不当に買い上げられている、すなわちオッズの示しているほどには上位入賞の確率が高くないのではないかという推測に基づいています。
これは玄三老人のいう「馬券は的中じゃないよ」「馬券は、けっきょくのところ、配当だよ」という教えを根拠にしています。まあ、50倍どころのロングショットを狙っている人もそう言うでしょうが。

さて、新聞記事の前日売りオッズを参考に抽出したのはこの4頭です。

京都11月10日11R(エリザベス女王杯)
馬番馬名単勝オッズ割合
1レディパステル15.44.8%
5ダイヤモンドビコー8.19.2%
6ローズバド11.06.8%
12ファインモーション1.262.5%


ファインモーションが圧倒的な人気を博しています。実に単勝を買った人の6割以上はファインモーションを買ったことになります。 複数枚の単勝を買うことが許されていることを考え合わせれば驚くべき数字です。
だって、これ1枚と別の馬券1枚を買って、ファインモーションが1着になれば、確実に損になるわけですから。

この馬の組み合わせで5種の馬券を資金を配分しながら買っていくわけです。
資金配分の目安は、上記表にあるような「その馬券を買った人の割合」(=0.75÷オッズ)ですが、そのまた逆数に比例して配分すればいいわけですから、単純にオッズが倍の馬券には資金を倍かけることになります。

前日オッズ
馬番15612
1-20.924.76.5
5--18.13.6
6---5.6
12----


上記のようなオッズの組み合わせなら、6倍前後の馬券に300円、18倍かそこらの馬券に100円でいいわけです。
もし5−12を買うなら400円か500円にしなければなりません。

投票
馬番15612
1-100100300
5--100
6---300
12----


結局、こういう買い方になりました。
私としては初めてのパソコンによる投票を終えてから消防団の練習に出ていました。
事前のリサーチさえ万全なら、自分が不在でもお金を稼ぐことができる・・・というのが究極の目標だったわけですが。

帰ってみたらあえてはずしておいた1着と2着の組み合わせがちゃんと入っていました。

まあ、玄三券法の大切な部分「同じ資金量で最低半日は連続して賭ける」を守っていないから1つのレース毎の勝ち負けにはこだわらないのですが、その日のレース結果全てに私の方法を当てはめても回収率は80%でした。
それでは、「でたらめに賭けつづければ資金は75%になって帰ってくる」法則を一歩も踏み出していません。(大負けする法則を見つければその逆は利益になる可能性があるわけです)

現在所持金
7730

ノーガキはともかく、今年もまたエリザベス女王杯は敗退に終わり、私の「競馬やめるカウンタ」はぐっとカウントダウンされてしまったのでした。


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