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-本サイト初の盗作事件顛末-


空から見る頭文字D」の記事は私のサイトの中でも根強い人気のあるページです。
1年半ほど前に書いたこの記事が、盗作されるという事件が起きてしまいました。

はじまりは今年の3月下旬のことでした。
ふと気がつくととあるblogが上の記事の航空写真を使っているではないですか。
見るとテキストまで私のページを引き写しています。

ちなみに比較してみると
私のサイト疑惑サイト
赤城道路赤城レッドサンズのホームコースがこの赤城道路です。コースの上の方の折りたたまれたようなグニャグニャした部分は、ゲームを面白くするための創作かとはじめは思っていました。 ゲーム中では意外と道幅があって走りやすく、ヘアピンカーブもさほどきつくないので終始快調に飛ばせます。PS2版ゲームでは、ネットランキングの結果から見てカプチーノに最適なコースになっているようです。アーケード版では高速コーナー過ぎてかえってカプチーノに合っていません。 だいたい、ネットランキング上位に名を連ねているのはコミック中でその峠をホームコースにしている車が多いのですが、ここで上位をRX7でなくカプチーノがおさえてしまっているのはご愛嬌です。赤城レッドサンズのホームコースがこの赤城道路です。コースの上の方の折りたたまれたようなグニャグニャした部分は、ゲームを面白くするための創作かとはじめは思ってた(≧▽≦;) ゲーム中では意外と道幅があって走りやすく、ヘアピンカーブもあんまりきつくないので終始快調に飛ばせます。
妙義山ゲーム中ではそんなにうねりくねっている印象はなかったのですが、レイアウトをみるとハードなコースに見えます。 ここをホームコースとしている妙義ナイトキッズは、コミックのお話の中で一度もバトルに勝ったことのないかわいそうなチームです。 頭文字Dにハマる以前の私はBNR32スカイラインには一目置いていたのですが、頭文字D的にはスカイラインの評価が低いようです。 ゲーム中でもスカイラインは見かけの割に遅いのですが、ストーリーモードの時には意地悪なルールに邪魔されててこずりました。ゲーム中ではそんなにうねりくねっている印象はなかったのですが、レイアウトをみるとハードなコースに見えます。 ここをホームコースとしている妙義ナイトキッズは、コミックの中で一度もバトルに勝ったことのないかわいそうなチームです。 il||li _| ̄|○ il||liガクッ
八方ヶ原藤原拓海のAE86トレノがプロレーサー舘智幸とバトルしたのがこの峠です。 峠といっても上下が混合になっており、はじめゲームで走ったときは何だ、峠じゃないじゃん。と不満に思っていました。 しかし、ゲーム中の舘智幸とバトルする段になると、中盤の連続ヘアピンでどうしてもアウトにぶつけてしまい、なかなか勝てません。つくづくよくできたコースだなと思います。 このように、ゲームにして面白くなる峠を原作のときから細かく描きこんでいたというのはさすがにしげの先生だなとおもいます。ま、実際の峠が走って面白いからストーリーができたというのもありますが。 なお、航空写真が古いため、ゲーム中にはトンネルになっている部分にコーナーが余分にあります。藤原拓海のAE86トレノがプロレーサー舘智幸とバトルしたのがこの峠です。σ(´・д・`)この場所苦手で勝つのに苦労した;
(「塩那」を間違えて「塩名」と書いていたのは私のほうです。)
このページの主は「(^O^)シュン(^O^)」君といって、六甲山のふもとに住んでいる若者です。
なんか、顔文字が若々しい感性を表していて結構ですが、私の文章までもまるでシュン君ののオリジナルのコメントのように取り込まれてしまっています。
ごていねいに「スクするときは作成者のブログにコメントよろ!」「_〆(≧∀≦*)作るのに苦労した;」というコメント付きです。

まあ、ここの航空写真は国家の財産だから使ってもらうのは(私は)かまわないとして
コメントぐらいは自分の頭で考えて欲しいものですネ
ここのコメントは、2ヶ月の間連夜3時間、「頭文字DSpecialStage」にハマって書き上げた魂の叫びです。
SpecialStageネットランキングで、「いろは坂/下り」「晴れ」「CAPPUCCINO」「岡山県」の2’51”787という記録を残している「kumapooh」が私です。

この記録を残した日を境に、私は過労による体力不足から、子供に移された「プール熱」に倒れ、真冬にプール熱の大人が来るとは予想もしなかった医者に強力な抗生剤を処方され、そのために腸内細菌が全滅し、それから1ヶ月間はウンコが白かったぐらい頭文字Dには苦しみぬいたのです。
私のテキストをパクるなら、白いウンコが出てからにしなさい。


抗議の文章を元ネタのページに追記して約10日、シュン君の盗作疑惑ページは公開を停止しました。
反省の色が見えたような気がしたので、私も抗議のリンクを削除しました。

シュン君blogの所属しているNAVERブログは、見ればどれも同じようにネット上からパクって来た画像・動画・FLASHなどがてんこ盛りです。その集大成に思わず見とれてしまうがな。
シュン君のページは私のページのデッドコピーではなく、セガからパクって来た頭文字D3のゲーム動画が入っており、騒々しくて重いのですが確かに労作であることは認めてあげます。

私がこの盗作事件に関して何を問題視しているか整理してみましょう。
  1. 私のサイトの画像を使っていること・・・これは私も引用だから構いません。
  2. 私のサイト上の画像に直リンクしていること・・・問題視する人もありますが、どうせアクセス少ないですからこの場合構いません。
  3. ネタ元の紹介がない・・・まあ、紹介したらオリジナルでないことがバレますからね。
  4. 私の文章をまるで自分の体験・着想のように偽って載せている・・・ここんところが核心ですね。
たぶんNAVERブログは互いのページを訪問したり、コメントをもらったりしているうちにポイントが溜まって、画面の上端にあるアバターの服や持ち物が買えるという仕組みになっているのだと思います。
他でもそういう仕組みのサイトはあるし、その一つには私も参加して、あまり世話が焼けるのでそれっきりになった経験があります。

NAVERブログの画期的なところは、他の会員を呼び込むための記事に、他のサイトの丸写しや、直リンクが非常にやりやすい仕組みになっているところでしょう。
一応、著作権には気をつけてくださいという風な注意書きもありますが、この閉鎖系には日本中の面白そうな画像・動画が大量にに持ち込まれ、互いにスクラップし合うことで増殖を続けています。
そう、スクラップした別の会員のページは、自分のページの一部としてそのまま公開できてしまうのも奇妙な機能です。

シュン君の他のページは更新を続けていましたが、盗作ページだけは公開停止の状態になっていたので、事件はこれで解決を見たと思ったのです。一度は・・・。

と思っていたらこんなところに公開されていました。今度は「セガfd3s」君です。
スクラップ元がシュン君の記事であることを明記してあることから、著作権とか、作者への敬意と言うのは一応保護されていると考えるべきでしょうね。シュン君自身が盗作をしているのでなければ。

自分の文章や成果が広まり、人に読まれることは喜ばしいことですが、自分の個人的に保管しているデータと自分から世界に公開されているデータの違いについては区別してほしいと思います。

NAVERブログは6月1日に「CURURU」というサイトに引越しをするそうで、説明文の中には次のような記述もありました。
NAVER自身も著作権放任状態にはちと問題を感じたように見受けられます。

違反行為への取り組みについて

安心第一!
「CURURUは違反行為を許しません!」


1つ。
メディアリンクを廃止します!

2つ。
HTMLタグのコピー&ペースト機能を廃止します!

3つ。
同じメールアドレスでIDを複数取らせません!

4つ。
スクラップ機能は悪用させません!

5つ。
パトロール隊導入につき、違反行為を撲滅します!


以上の5つをお客様にお約束し、
お客様が安心して楽しんでいただけるよう、
違反行為への対応に全力で取り組んでいきます!
これを読めばNAVERブログがこれまでと何が違っていて、どうしてウケたのかが伺えます。
要は「ブログが始めたい、でも新しい記事を書いたり、デザインに悩んだりしたくない」という人々に「デザインは他人のコピーが可能、記事は他人のスクラップが可能。ネット上のメディアに直リンクを張れば、労せずしてあなたは情報通になれます」という訴求力があったのでしょうね。

私の記事のように既にスクラップが広まったものはもはやとどめる手段はなさそうです。
参加者は皆スクラップ欲しさに人のblogを訪問するのですから。それを自ら封じる会員がいるはずもありません。

いつの間にかスクラップの輪は広がってゆき、今では
(^O^)シュン(^O^)
セガfd3s
32グロリア
陰牙陽刀
知也0625
ヘキスオード
カップ万
☆西武☆
ハル59号
hqg
★☆ネギ☆★
と増殖してしまいました。
いずれも世代の違いを超えて仲良くなれてしまいそうなInitialDの熱烈なファンたちです。

彼らに、オリジナルの記事作成者は自分であると知らしめる方法はないでしょうか。
少なくともシュン君にひと言「コメントは自分の言葉で書け」と言ってやる方法はないのでしょうか?

実はNAVERブログは会員制で、会員にならないとコメントをつけることは出来ません。
トラックバックは他のシステムのブログからでも可能ですが、いずれにしても私はこれをきっかけにブログを始める気はありません。
最初はそれでも何かしらの方法でトラックバックをする方法を編み出そうと頭を絞っていました。

これは、何とかして盗作者を懲らしめようというのが目的ではなくて、私によくある「こだわりの中から新しい知恵がわく」頭の体操が目的です。別に画像だって文章だって、多くの人に楽しんでもらえればそれでいいのです。

ついに思いついた方法はコレです。
直リンクされた画像に直接コメントを書いちゃいました。
トラックバックの決行日はNAVERからCURURUへの移転が完了した今月今夜。
さて、頭文字D大好きなお友達は何を目にするのでしょうね。

その後、毎日様子を見ていたのですが、この画像によるトラックバックを見て、私のサイトを尋ねてきたお客はほぼ皆無のようです。
この意地悪により、盗作疑惑記事を削除した人もいない様子です。

しかし、新たにこの記事のスクラップを公開する人がパッタリいなくなったのは、ある意味当然といえましょう。
(05.07.22追記)

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