【書類名】 | 特許願 |
【整理番号】 | 001 |
【提出日】 | 平成18年4月1日 |
【あて先】 | 特許庁長官殿 |
【国際特許分類】 | |
【発明者】 | |
【住所又は居所】 | 岡山県津山市熊野町9丁目90000番地 |
【氏名】 | 熊野風゜太郎 |
【特許出願人】 | |
【識別番号】 | |
【住所又は居所】 | 岡山県津山市熊野町9丁目90000番地 |
【氏名】 | 熊野風゜太郎 |
【電話番号】 | 0868−○○−○○○○ |
【提出物件の目録】 | |
【物件名】 | 特許請求の範囲 1 |
【物件名】 | 明細書 1 |
【物件名】 | 図面 1 |
【物件名】 | 要約書 1 |
【書類名】 特許請求の範囲 【請求項1】 内燃機関を動力とする車輌に取り付けて、廃熱により温められた空気を燃焼用空気に還流することにより、省燃費効果を得る空気吸入装置。 【請求項2】 上記の空気吸入装置において、高出力が必要な場合に温度の低い空気を取り入れ、省燃費効果よりも高出力を得ることを優先するよう自動的に空気の流路が変更される空気吸入装置。 |
【書類名】 明細書 【発明の名称】 廃熱還流式省燃費装置 【技術分野】 【0001】 この発明は、内燃機関を動力源とする車輌の燃料消費を抑制することを可能にする空気吸入装置に関するものである。 【背景技術】 【0002】 従来、4輪自動車に用いられる内燃機関の空気取り入れ口は、エンジンルーム上方、ラジエターより前方の、極力外気温に近い空気を取り入れるのに適した位置に配置されていた。 また、2輪車においても空気取り入れ口は、座席の下などのエンジンの廃熱を極力吸入しない位置に配置されていた。 これは、エンジンの廃熱を吸入することによって、吸入空気の体積と、爆発後のガスの体積との比が小さくなり、エンジンの出力低下を招くため、これを避ける目的で極力外気温に近い空気を吸入する構造になっているものである。 【0003】 内燃機関の燃料消費を抑制する技術としては、従来から希薄燃焼、電子制御化、バルブタイミング制御、燃焼室形状の工夫等が実用化されている。 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0004】 市販されている内燃機関を用いた車輌は、汎用的な用途に供するため、出力確保のための設計が混在しており、燃料消費の抑制に着目した場合、至適な構造にはなっていない。 本発明は、既存の車輌に後から取り付けるだけで、内燃機関の燃料消費を抑制し、その結果として運転コストの軽減、大気の浄化、二酸化炭素排出の抑制の効果を得る為の装置である。 【課題を解決するための手段】 【0005】 本発明は、エンジンの廃熱を吸入するための吸入口と、吸入した高温の空気をエアクリーナーの位置まで導くダクトによって構成された空気吸入装置である。本発明の吸入口を、ラジエターないしエンジンのシリンダー付近に設置し、ダクトをエアクリーナーの吸入口の直前まで導くことにより、外気温より高温の燃焼用空気をエンジンに供給することを可能とし、かつ、その温度はエアクリーナー及びキャブレターまたは燃料噴射装置に悪影響ないし危険を生じさせない程度に留まることを特徴としている。 【0006】 また、請求項2に記載の発明は、上記ダクトとエアクリーナー吸入口の間にエアクリーナー吸入口の20%ないし30%の断面積を持つ空隙を備えることにより、高出力を必要とするエンジン回転数が高い状態にあっては、自動的に吸入空気の温度を外気温近くまで低下させ、省燃費効果を抑制してエンジン本来の動力性能を回復させることを特徴としている。 【発明の効果】 【0007】 本発明の装着により、エンジンは外気温よりも高温の空気を吸入し、しかも吸入空気の温度はラジエターを通過する空気の温度を上回ることはないため、外気温より5℃ないし25℃の範囲で高温となった空気をエアクリーナーまで導く効果がある。吸入空気の温度の上限が限定されているため、エアクリーナーないし燃料噴射装置に損傷を与えたり、火災が発生するおそれはなく、エンジン出力が減殺されたりエンジン損傷につながるおそれもあるノッキングの発生可能性も限定的である。 本発明により、外気温より5℃ないし25℃の範囲で高温となった空気を吸入した場合、キャブレターの場合空気の密度の減少により、ベンチュリー効果が減少し、燃料の噴射を抑制する。電子式燃料噴射装置の場合、電子制御装置により流入空気の温度及び酸素濃度を測定して燃料噴射量を決定しており、本発明の装着によりキャブレターの場合と同様に自動的に燃料消費が抑制される効果がある。 【0008】 また、請求項2に記載された発明に係る空気吸入装置は、自動車が高速運転する場合、及びエンジン回転数が高い場合は、エアクリーナ吸入口における吸入空気の流速が高くなるため、請求項2に記載の空隙と、請求項1に記載するダクト内の圧力差が大きくなり、自動的に請求項2に記載する空隙からの吸入空気量の割合が増加するため、吸入空気の温度は低下する。その結果、自動的に省燃費効果を抑制し、エンジンの本来の出力を確保するようにその動作を変更することを特長としている。 【発明を実施するための最良の形態】 【0009】 以下、本案を実施するための最良の形態を説明する。 (イ)本発明のうち、廃熱吸入口は漏斗状にやや広がった円筒形が望ましく、堅牢で高温に曝されても劣化しないアルミニウム、鉄などの金属性のものを用いるのが最適である。 (ロ)本発明のうち、ダクト部分には、コイル状の金属線をアルミニウム箔で覆った蛇腹状の筒を用いることが最適である。ダクトの全長は50cm程度以内であるのが通常であり、蛇腹構造を伸縮させることにより多様な自動車に装着可能とする。また、ダクトが長すぎる場合はペンチ等で金属線を適宜切断することで必要な長さを得る。 (ハ)本発明の装着は、廃熱吸入口を、水冷式の機関にあってはラジエター直近後方、空冷式の機関にあってはシリンダブロック後方に固定し、ダクトにより吸入空気をエアクリーナー吸入口まで導く。エアクリーナー吸入口には、本製品のダクトとの間に断面積にして20%ないし30%の空隙を設ける。廃熱吸入口の位置、及びエアクリーナーとの間の空隙については、廃熱の温度及び空気吸入量に応じて適宜決定すればよく、厳密な調整を要しない。 【図面の簡単な説明】 …略… 【符号の説明】 …略… |
【書類名】図面 【図1】 …略… |
【書類名】要約書 【要約】 【課題】内燃機関を利用する自動車において、廃熱を還流させることにより省燃費効果を発揮し、また高出力を要求される場合にあっては自動的に省燃費効果よりも高出力を得ることを優先する空気吸入装置を提供する。 【解決手段】内燃機関のラジエターまたはシリンダブロックから排出される廃熱により、外気温より5℃ないし25℃の範囲で暖められた空気を吸入し、エアクリーナーまでダクトで導く。これにより吸入空気の密度が減少し、燃料噴射装置における燃料噴射を抑制することにより省燃費効果を得る。 エアクリーナーと上記ダクトの間に空隙を設けることにより、高出力を要求する場合には自動的にエアクリーナー吸入空気の温度を低下させ、省燃費効果を抑制するとともに出力確保を優先させる効果を得る。 【選択図】図1 |
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特許申請中!(写真は一部数字を消しています) |
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今回の特許申請の図面 |
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こういう商品になりました。 |
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こんなん貰えるらしい |