「津山」を表現するアート部門「つやまあーと」は、今回は推進委員会により選出された作品を展示し、一般公募は行いません。アートフェスティバル会期中、市内数箇所で関連イベントやワークショップを予定しています。 前回の出品作品はこちら

大久保英治ランドアート展

―ボーダレス・サイトTOTTORIOKAYAMA

Eiji Okubo Land Art Exhibition  Borderless Site    

 

■開催趣旨・内容

 国際的なランドアートの第一人者、大久保英治氏(1944‐)による『大久保英治ランドアート展

−ボーダレス・サイト/TOTTORIOKAYAMA−』を、鳥取県と岡山県の二県に跨る展覧会を同時期に開催いたします。

大久保英治氏は、西宮市に生まれ、幼少の頃を岡山県の矢掛町で過ごしました。80年代にイギリスに渡り、大地そのものを美術の素材とする「ランドアート」とか「アースワーク」と称される現代美術の表現と出会い、影響を受け、以後、世界の現代美術の中で一つの大きな流れになっているこの表現に取り組み、今日、その活躍の場は、世界的な規模で年々広がりつつあります。海岸や野山、渓流などといった自然の中に直接身を置き、その中を歩き、そこで見捨てられたり、置き忘れたような自然の断片を拾い集め、それら自然の要素や素材をそのまま生かした創作活動を展開してきています。それは、自然の中に身をおいて、そこで得られた一つ一つの要素を大事に拾い上げ、集積させた、痕跡のようでもあります。それは、私たち日本人が本来持つ自然観や生活文化様式を意識しつつ、それに根ざした独自性の強い作風を目指し、確立させています。近年では、東アジアを出発点とし、アジア各地で現場制作し、地域の交流をはかろうとする「ユーラシア・アートプロジェクト」に取り組むなど、その精力的で旺盛な活躍振りはますます国際的に広範囲に渡り注目を集めています。

この展覧会は、1999年以降、大久保氏の重要な活動拠点となっている鳥取県と、幼少の頃を過ごした岡山県という本来、ボーダレスな場所(サイト)と地域(エリア)の繋がり、特性を生かし、それぞれの環境や気候、風土を取り込みながら現場制作した最新作のインスタレーション作品を、鳥取県智頭町の石谷家住宅をスタートに、岡山県の奈義町現代美術館、津山市の衆楽園、岡山市のすろおが463の各施設、場所に制作していき、この作品世界の広がりと、現実の地域の姿を重ね合わせて見ていただくことが、美術と地域文化との関わりや、あり方を見つめ直すきっかけになれれば幸いです。

 

■関連イベント企画

11月中旬頃

大久保英治「鳥取→岡山ウォーキング・パフォーマンス」

“歩く現場主義アーティスト”大久保英治氏が、県境を跨った地域を直接体感するために鳥取県智頭町から岡山県津山市までを歩きながら、その場所ごとを意識した作品を制作あるいはコンセプトづくりを行っていくプロジェクト・パフォーマンス。 

121日(木)午前10時〜午後3時 鳥取県智頭町・石谷家住宅から岡山県・奈義町現代美術館まで

122日(金)午前10時〜午後3時 岡山県・奈義町現代美術館から津山市・衆楽園まで

 

■開催期間・会場

<鳥取会場>

○「場(サイト)―智頭―」

石谷家住宅

内容:作品ドローイング資料、山岳に野外作品「空」(小石、杉枝他)を展示する。 

2006年1月3日(火)〜2月28日(火)

 

<岡山会場>

○「場(サイト)―奈義―」

奈義町現代美術館

内容:芝生広場、美術館中庭に野外作品「気・」、「気・」(石、杉枝他)を展示(公開制作)し、ギャラリーにボックスアート(漂流物等で制作した100個の箱)、「水物語」(漂流ライター4万個)をインスタレーションする。

期間中、レクチャー開催

2006年1月19日(木)〜3月12日(日)

 

○「場(サイト)―津山―」

つやまアートフェスティバル(津山市山北 衆楽園内)

内容:衆楽園内で「風景ドーム」(杉枝他)のワークショップと公開制作を行い、展示する。

2006年2月4日(火)〜12日(日)

 

○「場(サイト)‐岡山‐」

すろおが463(ギャラリー)

内容:松葉、土によるインスタレーションする。漂流物のボックスアートの作品展示。

2006年2月8日(水)〜20日(月)

 

■主  催

奈義町現代美術館、(財)因幡街道ふるさと振興財団、つやま芸術祭推進委員会、(財)津山文化振興財団、すろおが463

 

■後援(予定)

岡山県文化振興財団、岡山県博物館協議会、津山市、津山市教育委員会、山陽新聞社、津山朝日新聞社、新日本海新聞社、朝日新聞岡山支局、産経新聞岡山総局、毎日新聞岡山支局、読売新聞岡山支局、日本経済新聞岡山支局、(社)共同通信社岡山支局、中国新聞社、京都新聞社、株式会社岡山日日新聞社、株式会社岡山リビング新聞社、NHK岡山放送局、山陽放送、西日本放送、岡山放送株式会社、KSB瀬戸内海放送、TSCテレビせとうち、株式会社テレビ津山、岡山エフエム放送株式会社、Jaken、オアシス・津山、津山市内郵便局

 

■協 賛

未 定

 

■問い合わせ先

奈義町現代美術館

〒708‐1323岡山県勝田郡奈義町豊沢441

Tel.0868-36-5811 Fax.0868-36-5855

e-mail:nagimoca@town.nagi.okayama.jp

http://www.town.nagi.okayama.jp/moca/

 

(財)津山文化振興財団

〒708‐8520岡山県津山市新魚町17

Tel.0868-24-0201 Fax.0868-31-2511

e-mail:t-arts@tvt.ne.jp

http://www.tvt.ne.jp/^green/t-artfes/

 

(財)因幡街道ふるさと振興財団

〒689‐1402鳥取県八頭郡智頭町396

Tel.0858-75-3500 Fax.0858-75-3533

e-mail:zaidan@hal.ne.jp

http://www.hal.ne.jp/zaidan/

 

すろおが463

〒700‐0822岡山市表町1‐6‐46

Tel.086-231-8102 Fax.086-222-6928

e-mail:odex0000@ms4.megaegg.ne.jp

http://slogadh.jpn.ch




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