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第11巻(平成12年)













1月号

◆巻頭詩
和を取り戻そう/どくつく三歳児
人生を考え直してみたい人は(73) −『正法眼蔵』解説(16)−
「有時・・・いわゆる有時は、時すでにこれ有なり。有はみな時なり。・・・」
◆自作詩短歌等選
権利教育の限界/ケータイ・ユージン/情けない限り/多数決原理の危うさ/殺すまでやる/無秩序の制度/個性重視が続きそう/夜寒の街/サービス精神の衰退/凡夫の自覚がない/倫理の喪失時代/異常が正常
◆自作随筆選
現代人の子ども観
◆釈尊のことば(89) −法句経解説−
(299)ゴータマの弟子は、いつもよく覚醒していて、昼も夜も常に身体(の真相)を念じている。
(300)ゴータマの弟子は、いつもよく覚醒していて、その心は昼も夜も不障害を楽しんでいる。
◆後記




2月号

◆巻頭詩
自分に閉じた現代人/父への尊敬喪失
◆人生を考え直してみたい人は(74) −『正法眼蔵』解説(17)−
「去来(こらい)の方跡(ほうせき)あきらかなるによりて、人これを疑著(ぎぢゃく)せざれども、しれるにならず。・・・」
◆自作詩短歌等選
絶対な義務を果たせ/三児の魂?/愛情なきしつけ/警官も悪に染まる/忘れて生きる/21世紀は明治の延長か/教育の立て直し
◆自作随筆選
耳ふさぐ親たち/ペット飼育の大隆盛
◆釈尊のことば(90) −法句経解説−
(301)ゴータマの弟子は、いつもよく覚醒していて、その心は昼も夜も瞑想を楽しんでいる。
(302)出家の生活は困難であり、それを楽しむことは難しい。・・・
(303)信仰あり、徳行そなわり、名声と繁栄を受けている人は、いかなる地方におもむこうとも、そこで尊ばれる。
◆後記




3月号

◆巻頭詩
子どもの自殺の原因/聖者の教えの喪失
◆人生を考え直してみたい人は(75) −『正法眼蔵』解説(18)−
「われを排列しおきて尽界とせり、この尽界の頭頭物物(ずずもつもつ)を時時なりと?見(ちょけん)すべし。・・・」
◆自作詩短歌等選
自己閉鎖と欲望/義務を逃れる/宗教と政治/雪庇崩落による死/平和と平等の実現には/老子を拠り所にせよ/独少年犯罪凶悪化/軽くなっている精巣/守れよ人倫/反省がいる
◆自作随筆選
宗教・哲学がいる
◆釈尊のことば(91) −法句経解説−
(304)善き人々は遠くにいても輝く、−−雪を頂く高山のように。・・・
(305)ひとり坐し、ひとり臥(ふ)し、ひとり歩み、なおざりになることなく、わが身をととのえて、林のなかでひとり楽しめ。
◆後記




4月号

◆巻頭詩
ひたすら瞑想する/凡聖を分けるもの
◆人生を考え直してみたい人は(76) −『正法眼蔵』解説(19)−
「恁麼(いんも)の道理なるゆゑに、尽地に万象百草(ばんぞうひゃくそう)あり、一草一象おのおの尽地にあることを参学すべし。・・・」
◆自作詩短歌等選
業績評価なき大学/質素倹約取り戻そう/主体性のみの学校/数と力が勝つ/言うは嘘ばかり/法灯明の否定/自他のコントロール/矛盾する思想の混在/食生活の異常
◆自作随筆選
教育改革座長発言/子どもの言葉づかい/児童虐待とは/今後の家族のあり方
◆後記




5月号

◆巻頭詩
お仕えするもの/報復は遺伝子情報
◆人生を考え直してみたい人は(77) −『正法眼蔵』解説(20)−
「しかあるを、仏法をならはざる凡夫の時節に、あらゆる見解(けんげ)は、有時のことばをきくにおもはく、あるときは三頭八臂(さんずはっぴ)となれりき、あるときは丈六八尺となれりき、たとへば、河をすぎ山をすぎしがごとくなりと。・・・」
◆自作詩短歌等選
愛は与えるだけ/司法もむちゃくちゃ/民主主義のなれの果て/食料捨てる日本人/家庭内暴力増加原因/自堕落が本望/仁が廃れて義おこる/役割遂行のみの家/脳梗塞は生活習慣病/人間宣言
自作随筆選
なぜ日本の首相は軽いのか
◆後記




6月号

◆巻頭詩
しつけの為に叩くのか/不平等の是認
◆人生を考え直してみたい人は(78) −『正法眼蔵』解説(21)−
「三頭八臂はきのふの時なり、丈六八尺はけふの時なり。・・・」
◆自作詩短歌等選
腐敗の原因/教育基本法どう改正?/規範のない教師集団/山に登るか憲法は/贅沢三昧の食生活/パラサイト・シングル/少年の凶悪犯罪の責め/恐ろしい日本人/利益・選好が動機/こころが伴わない
◆自作随筆選
平等感ある社会とは/少年凶悪犯罪の日常化/パラダイム相対主義
◆釈尊のことば(92) −法句経解説−
(306)いつわりを語る人、あるいは自分がしておきながら「わたしはしませんでした」と言う人、−−この両者は死後にはひとしくなる、−−来世では行いの下劣な業をもった人々なのであるから。
◆後記




7月号

◆巻頭詩
こころの荒廃/日本の病理
人生を考え直してみたい人は(79) −『正法眼蔵』解説(22)−
「しかあれば、松も時なり、竹も時なり。・・・」
◆自作詩短歌等選
こころは垢だらけ/ボーダーレス時代/イスラム伸長の理由/範例を失った精神科医/損得と選好/精神病と自己肥大化/若者のすさむこころ/動物がお手本/他己喪失社会の病理
◆自作随筆選
三人寄れば文殊の智慧?
◆釈尊のことば(93) −法句経解説−
(307)袈裟を頭から纏(まと)っていても、性質(たち)が悪く、つつしみのない者が多い。・・・
(308)戒律をまもらず、みずから慎むことがないのに国の信徒の施しを受けるよりは、火炎のように熱した鉄丸を食らうほうがましだ。
(309)放逸で他人の妻になれ近づく者は、四つの事がらに遭遇する。・・・
◆後記




8月号

◆巻頭詩
刹那の幸せ/個人主義は利己主義
人生を考え直してみたい人は(80) −『正法眼蔵』解説(23)−
「有時に経歴(きょうりゃく)の功徳あり。・・・」
◆自作詩短歌等選
奉仕体験の義務づけ/民主主義の禍根/少子化とその対策/監禁は寂しかったから/弛緩した民主主義/終末的社会モデル/フリーターの増加傾向/教育改革の根本/女子高生のダイエット/大学の病理
◆自作随筆選
埴輪に感動して思うこと/日本の植民地化
◆釈尊のことば(94) −法句経解説−
(310)禍をまねき、悪しきところ(地獄)に墜ち、相ともにおびえた男女の愉楽は、すくなく、王は重罰を課する。・・・
(311)茅草(かやぐさ)でも、とらえ方を誤ると、手のひらを切るように、修行者の行(ぎょう)も、誤っておこなうと、地獄にひきずりおろす。
(312)その行いがだらしがなく、身のいましめが乱れ、清らかな行いなるものも怪しげであるならば、大きな果報はやって来ない。
◆後記




9月号

◆巻頭詩
精神の弱体化
◆人生を考え直してみたい人は(81) −『正法眼蔵』解説(24)−
「いま世界に配列せる、むまひつじをあらしむるも、住法位の恁麼(いんも)なる昇降上下なり。・・・」
◆自作詩短歌等選
トップランナーだよ/戒律の喪失/犯罪の抑止力/人権教育の成果は/行為障害とは/英国の小児性愛者/躾けをしない無責任親
◆自作随筆選
社会化をどうするか/精神科医配置
◆釈尊のことば(95) −法句経解説−
(313)もしも為すべきことであるならば、それを為すべきである。・・・
(314)悪いことをするよりは、何もしないほうがよい。・・・
(315)辺境にある、城壁に囲まれた都市が内も外も守られているように、そのように自己を守れ。・・・
後記




10月号

◆巻頭詩
刹那に殺す/大和の国の使命
◆人生を考え直してみたい人は(82) −『正法眼蔵』解説(25)−
「時は一向にすぐるとのみ計功(けこう)して、未到と解会(げえ)せず。・・・」
◆自作詩短歌等選
凡愚も賢者も同等対等/日本語の劣化/こんな国がどこにある/脆弱な精神には癒し
◆自作随筆選
真の道徳教育とは/感謝して母を殺す?/社会化をどうするか/凶悪犯少年の精神鑑定
◆後記





11月号

◆巻頭詩
脳も眼も二つある/空しい道徳教育
◆人生を考え直してみたい人は(83) −『正法眼蔵』解説(26)−
「おほよそ羅籠(らろう)とどまらず有時現成なり。・・・」
◆自作詩短歌等選
空虚でばらばらな家庭/友達のような教師/奉仕活動の義務化/他者への無関心/認識の誤り/物や命への還元/やさしさの病理/エゴのぶつかり合い/犯罪を思い止まらせる
◆自作随筆選
家庭は教育の場ではない!?/五輪柔道判定問題
◆釈尊のことば(96) −法句経解説−
(316)恥じなくてもよいことを恥じ、恥ずべきことを恥じない人々は、邪(よこしま)な見解をいだいて、悪いところ(=地獄)におもむく。
後記




12月号

◆巻頭詩
ニュースにならない/生かす力を言え
◆人生を考え直してみたい人は(84) −『正法眼蔵』解説(27)−
「経歴(きょうりゃく)といふは、風雨の東西するがごとく学しきたるべからず。・・・」
◆自作詩短歌等選
傲慢な作家の言/母性・女性性喪失時代/母性の喪失/間の文化の意味/市場主義の悪弊/人類滅亡の警告/ストレスを減らす?/農業を体験させよ/宥和して生きて行こう
◆自作随筆選
修行強要はおせっかい!?
◆釈尊のことば(97) −法句経解説−
(317)恐れなくてもよいことに恐れをいだき、恐れなければならぬことに恐れをいだかない人々は、邪な見解をいだいて、悪いところ(=地獄)におもむく。
(318)避けねばならぬことを避けなくてもよいと思い、避けてはならぬ(=必ず為さねばならぬ)ことを避けてもよいと考える人々は、邪な見解をいだいて、悪いところ(=地獄)におもむく。
(319)遠ざけるべきこと(=罪)を遠ざけるべきであると知り、遠ざけてはならぬ(=必ず為さねばならぬ)ことを遠ざけてはならぬと考える人々は、正しい見解をいだいて、善いところ(=天上)におもむく。
後記





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