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第7巻(平成8年)


1月号

◆巻頭詩
力におごる/さとりとは
◆人生を考え直してみたい人は(25) −『聖書』解説(1)−
「・・・私が、このシリーズで取り上げますのは、主としてマタイの福音書の山上の垂訓と呼ばれます五章、六章、七章です。マタイ伝だけがこの三章に、キリストが説いたとされることをまとめているからです。他には、マルコ伝のいろいろな箇所に、このマタイ伝の記述に対応すると思われるところがあります。必要な場合はそれも参照したいと思っています。」
◆自作詩短歌等選
老人のリハビリ/仕事は何のため/争いと弱者/ことばにこころ無し/思想をもたない学者/千差万別/平和の平の字/方便への執らわれ/解脱とは
◆読者とのエコーミュニケーション
◆自作随筆選
漱石の示唆
◆釈尊のことば(43) −法句経解説−
(155)若い時に、財を穫ることなく、清らかな行ないをまもらないならば、魚のいなくなった池にいる白鷺のように、痩せて滅びてしまう。
(156)若い時に、財を穫ることなく、清らかな行ないをまもらないならば、壊れた弓のようによこたわる。−−昔のことばかり思い出してかこちながら。
(157)もしもひとが自己を愛しいものと知るならば、自己をよく守れ。・・・
◆後記





2月号

◆巻頭詩
人間仲間と犬仲間/現代人とは/心の安定と通心
人生を考え直してみたい人は(26) −『聖書』解説(2)−
「1 この群衆を見て、イエスは山に登り、おすわりになると。弟子たちがみもとに来た。
2 そこで、イエスは口を開き、彼らに教えて、言われた。
3 心の貧しき者は幸いです。天の御国(みくに)はその人のものだからです。」
◆自作詩短歌等選
無上の大楽/愛情/賢者は動ぜず/理念のない時代/損得と善悪/真の喜び/自己受容/束縛を解きほぐす/母親の自己中心/非難称賛に動ぜず
◆自作随筆選
援助を求める心
◆釈尊のことば(44) −法句経解説−
(158)先ず自分を正しくととのえ、次いで他人を教えよ。・・・
(159)他人に教えるとおりに、自分でも行え−−。・・・
(160)自分こそ自分の主である。他人がどうして(自分の)主であろうか?・・・
◆後記





3月号

◆巻頭詩
通心喪失/としとって
◆人生を考え直してみたい人は(27) −『聖書』解説(3)−
「4 悲しむ者は幸いです。その人は慰められるからです。
5 柔和な者は幸いです。その人は地を相続するからです。」
◆自作詩短歌等選
神さまでさえ/人権と思想/人権とこころ/差別と人権/世間でも自己/天地天命に誓って/気が抜けている
◆自作随筆選
助けられず当たり前
◆釈尊のことば(45) −法句経解説−
(161)自分がつくり、自分から生じ、自分から起こった悪が、智慧悪しき人を打ちくだく。・・・
(162)極めて性(たち)の悪い人は、仇敵がかれの不幸を望むとおりのことを、自分に対してなす。・・・
(163)善からぬこと、己のためにならぬことは、なし易い。ためになること、善いことは、実に極めてなし難い。
◆後記





4月号

◆巻頭詩
叱られない/子どもの残酷化
◆人生を考え直してみたい人は(28) −『聖書』解説(4)−
「6 義に飢え渇いている者は幸いです。その人は満たされるからです。」
自作詩短歌等選
自己肥大した現代人/お大師と感応道交/虚無主義か独裁か/土の匂い/徒党組みけり/子どもの人権/新たな病気の誕生
自作随筆選
喫煙健康被害訴訟
◆釈尊のことば(46) −法句経解説−
(164)愚かにも、悪い見解にもとづいて、真理に従って生きる真人・聖人たちの教えを罵るならば、その人には悪い報いが熟する。・・・
(165)みずから悪をなすならば、みずから汚れ、みずから悪をなさないならば、みずから浄(きよ)まる。・・・
◆後記




5月号

◆巻頭詩
自分の中にある/こころ枯れさす
◆人生を考え直してみたい人は(29) −『聖書』解説(5)−
「7 あわれみ深い者は幸いです。その人はあわれみを受けるからです。」
◆自作詩短歌等選
こころの傷/どう行じてもだめ/永遠に生きると悟る/義人になれる/家庭は人格完成の場/神の国は近づいた
自作随筆選
子どもの人権宣言
◆釈尊のことば(47) −法句経解説−
(166)たとい他人にとっていかに大事であろうとも、(自分ではない)他人の目的のために自分のつとめをすて去ってはならぬ。・・・
(167)下劣なしかたになじむな。怠けてふわふわ暮らすな。・・・
(168)奮起せよ。怠けてはならない。善い行ないのことわりを実行せよ。・・・
(169)善い行ないのことわりを実行せよ。悪い行ないのことわりを実行するな。・・・
◆後記




6月号

◆巻頭詩
グリコのおまけ/家族の個の主張
◆人生を考え直してみたい人は(30) −『聖書』解説(6)−
「8 心のきよい者は幸いです。その人は神を見るからです。」
◆自作詩短歌等選
能力の束/過剰な規範性/煩悩の追求/暗いところを探す/過去未来すべて現在/米長邦雄語録
◆自作随筆選
障害は個性か
◆釈尊のことば(48) −法句経解説−
(170)世の中は泡沫(うたかた)のごとしと見よ。世の中はかげろうのごとしと見よ。・・・
◆後記




7月号

◆巻頭詩
他己あればこそ/生き生きするのは/エゴを知る
◆人生を考え直してみたい人は(31) −『聖書』解説(7)−
「9 平和をつくる者は幸いです。その人は神の子どもと呼ばれるからです。」
◆自作随筆選
動物原理で人をはかる
◆自作詩短歌等選
益ある文句/おごる医師/登った人だけ分かる/ギブ・アンド・テイク/休耕田/育つ早苗/自己の拡大
◆釈尊のことば(49) −法句経解説−
(171)さあ、この世の中を見よ。王者の車のように美麗である。愚者はそこに耽溺(たんでき)するが、心ある人はそれに執着しない。
(172)また以前には怠りなまけていた人でも、のちに怠りなまけることが無いならば、その人はこの世の中を照らす。・・・
(173)以前には悪い行ないをした人でも、のちに善によってつぐなうならば、その人はこの世の中を照らす。・・・
◆後記





8月号

◆巻頭詩
大日如来の自己顕現/信仰とは/名利をのぞむ
◆人生を考え直してみたい人は(32) −『聖書』解説(8)−
「10 義のために迫害されている者は幸いです。天の御国はその人のものだからです。
11 わたしのために、ののしられたり、迫害されたり、また、ありもしないことで悪口雑言を言われたりするとき、あなたがたは幸いです。
12 喜びなさい、喜びおどりなさい。天においてあなたがたの報いは大きいのだから。・・・」
◆自作詩短歌等選
絶対を宿す/他律がいる/行いを誤る/坊主は聖職?/淋しさいやす/大切にするもの/愚者の集まり/死が時を刻む/真の自律は他律
◆自作随筆選
オヤジ狩り
◆釈尊のことば(50) −法句経解説−
(174)この世の中は暗黒である。ここではっきりと(ことわりを)見分ける人は少ない。・・・
(175)白鳥は太陽の道を行き、神通力による者は虚空を行き、心ある人々は、悪魔とその軍勢にうち勝って世界から連れ去られる。
◆後記





9月号

◆巻頭詩
悪いところも指摘/過去へ感謝/空しき教育議論
◆人生を考え直してみたい人は(33) −『聖書』解説(9)−
「13 あなたがたは、地の塩です。もし塩が塩けをなくしたら、何によって塩けをつけるのでしょう。・・・」
◆自作詩短歌等選
池のメダカ/カラスの残した/基本が大切なのに/一つの間違い/敗北に転ぜられない/遠く及ばず/中国女性の自己主張/見えない/水の味・人のこころ
◆自作随筆選
暴力教師
◆釈尊のことば(51) −法句経解説−
(176)唯一なることわりを逸脱し、偽りを語り、彼岸の世界を無視している人は、どんな悪でもなさないものは無い。
(177)物惜しみする人々は天の神々の世界におもむかない。愚かな人々は分かちあうことをたたえない。・・・
(178)大地の唯一の支配者となるよりも、天に至るよりも、全世界の主権者となるよりも、聖者の第一階梯〔預流果(よるか)〕のほうがすぐれている。
◆後記





10月号

◆巻頭詩
叱らない/気付いても救われぬ/コオロギ
◆人生を考え直してみたい人は(34) −『聖書』解説(10)−
「14 あなたがたは、世界の光です。山の上にある町は、隠れる事ができません。〜
16 このように、あなたがたの光を人々の前で輝かせ、人々があなたがたの良い行いを見て、天におられるあなたがたの父をあがめるようにしなさい。」
◆自作詩短歌等選
正義のこころ/民主主義の末路/子ども尊重/正しいと思う心/成仏するまで成る/世間に尽くす/人に理解できない/勝手なものよ/棚上げ/悪をなす/人間とチンパンジー/同じこと/馬の耳に念仏/知らぬことなし
◆自作随筆選
宇宙開発
◆釈尊のことば(52) −法句経解説−
(179)ブッダの勝利は敗れることがない。この世においては何人も、かれの勝利には達しえない。・・・
(180)誘うために網のようにからみつき執着をなす妄執は、かれにはどこにも存在しない。・・・
(181)正しいさとりを開き、念いに耽り、瞑想に専中している心ある人々は世間から離れた静けさを楽しむ。・・・
◆後記




11月号

◆巻頭詩
自分を超えたもの/執らわれて見えず
◆人生を考え直してみたい人は(35) −『聖書』解説(11)−
「17 わたしが来たのは律法や預言者を廃棄するためだと思ってはなりません。・・・

20 まことに、あなたがたに告げます。もしあなたがたの義が、律法学者やパリサイ人の義にまさるものでないなら、あなた方は決して天の御国にはいれません。」
◆自作詩短歌等選
聖霊は心の中にあり/もうさとり/愛と裁き/人権と慈愛/権利の主張/能才・天才・賢才/物事の成敗/人の業/善をなせ
◆自作随筆選
好き嫌いこそ始まり/衆愚政治
◆後記




12月号

◆巻頭詩
神は義と愛
◆人生を考え直してみたい人は(36) −『聖書』解説(12)−
「21 昔の人々に、『人を殺してはならない。人を殺す者はさばきをうけなければならない。』と言われたのを、あなたがたは聞いています。〜
26 まことに、あなたに告げます。あなたは最後の1コドラントを支払うまでは、そこから出ては来られません。」
◆自作詩短歌等選
他己がない過去がない/生活のために/みんなばらばら/思想は残る/原罪・如来蔵文化/相対に依存した幸せ/時間の共有/愛情の補償作用/自分のめがね/他者にまかせる
◆釈尊のことば(53) −法句経解説−
(182)人間の身を受けることは難しい。死すべき人々に寿命があるのも難しい。・・・
(183)すべて悪しきことをなさず、善いことを行い、自己の心を浄めること、−−これが諸の仏の教えである。
(184)忍耐・堪忍は最上の苦行である。・・・
◆後記





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