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第8巻(平成9年)






1月号

巻頭詩
若い人の自己執着/花は競わない/あたまの活性化
◆人生を考え直してみたい人は(37) −『聖書』解説(13)−
「27 『姦淫してはならない。』と言われたのを、あなたがたは聞いています。〜
32 しかし、わたしはあなたがたに言います。だれであっても、不貞以外の理由で妻を離別する者は、妻に姦淫を犯させるのです。・・・」
◆自作詩短歌等選
日本人に欠けたもの/暴力に暴力で/飲む打つ買う/福徳みちる/他人が悪い/哲学書の執らわれ/信じる・愛する/善きことをなせ/善が熟するとき
◆釈尊のことば(54) −法句経解説−
(185)罵(ののし)らず、害(そこな)わず、戒律に関して(適当な)量を知り、淋しいところにひとり臥(ふ)し、座し、心に関することにつとめはげむ。−−これがもろもろのブッダの教えである。
(186)たとえ貨幣の雨を降らすとも、欲望の満足されることはない。・・・
(187)天上の快楽にさえもこころ楽しまない。・・・
(188)人々は恐怖にかられて、山々、林、園、樹木、霊樹など多くのものにたよろうとする。
(189)しかしこれは安らかなよりどころではない。・・・
◆後記





2月号

◆巻頭詩
聖人のことば
◆人生を考え直してみたい人は(38) −『聖書』解説(14)−
「33 さらにまた、昔の人々に、『偽りの誓いを立ててはならない。あなたの誓ったことを主に果たせ。』と言われていたのを、あなたがたは聞いています。〜
37 だから、あなたがたは、『はい。』は『はい。』、『いいえ。』は『いいえ。』とだけ言いなさい。それ以上のことは悪いことです。」
◆自作詩短歌等選
聖人の教えを行え/他己の弱い人の一特徴/自己主張と社会崩壊/解脱の証拠/食べたことなき味/真如と一つ/まよい深める
◆自作随筆選
妄信と人類普遍の教え
◆釈尊のことば(55) −法句経解説−
(190、191)さとれる者(=仏)と真理のことわり(=法)と聖者の集い(=僧)とに帰依する人は、正しい智慧をもって四つの尊い真理を見る。・・・
◆後記





3月号

◆巻頭詩
教育が目指すもの/しつけの悪い子
◆人生を考え直してみたい人は(39) −『聖書』解説(15)−
「38 『目には目で、歯には歯で』と言われたのを、あなたがたは聞いています。〜
42 求める者には与え、借りようとする者は、断らないようにしなさい。」
◆自作詩短歌等選
四聖の知は同じ/口での解脱/文化人/こころ磨かざれば/真実は自己の中/歴史学とは/衝動欲望金名誉
◆自作随筆選
障害者の平等と愛
◆釈尊のことば(56) −法句経解説−
(192)これは安らかなよりどころである。これは最上のよりどころである。・・・
(193)尊い人(=ブッダ)は得がたい。かれはどこにでも生まれるものではない。・・・
(194)もろもろのみ仏の現れたまうのは楽しい。正しい教えを説くのは楽しい。・・・
(195,196)すでに虚妄な論議をのりこえ、憂いと苦しみをわたり、何ものをも恐れず、安らぎに帰した、拝むにふさわしいそのような人々、もろもろのブッダまたはその弟子たちを供養するならば、この功徳はいかなる人でもそれを計ることができない。
◆後記





4月号

◆巻頭詩
無条件の受容/よい人とは
◆人生を考え直してみたい人は(40) −『聖書』解説(16)−
「43 『自分の隣人を愛し、自分の敵を憎め。』と言われたのを、あなたがたは聞いています。〜
48 だから、あなたがたは、天の父が完全なように、完全でありなさい。」
◆自作詩短歌等選
あいづちの打ち方/真実は心の中/有為と無為の教え/富んすりゃ鈍する/慈気と邪気/愛を教える者/修道士の殺人/子どもを犠牲
◆自作随筆選
愛のゆくえ
◆釈尊のことば(57) −法句経解説−
(197)怨みをいだいている人々のあいだにあって怨むこと無く、われらは大いに楽しく生きよう。・・・
(198)悩める人々のあいだにあって、悩み無く、大いに楽しく生きよう。・・・
(199)貪っている人々のあいだにあって、患(わずら)いなく、大いに楽しく生きよう。・・・
◆後記





5月号

◆巻頭詩
捨てる執らわれ/疑と信
◆人生を考え直してみたい人は(41) −『聖書』解説(17)−
「今月からマタイ福音書第6章に入ります。
1 人に見せるために人前で善行をしないように気をつけなさい。・・・ 〜
4 あなたの施しが隠れているためです。・・・」
◆自作詩短歌等選
自信と他信/右往左往/疑うことが近代/傲慢顔ににじむ/ペットとは/だんだんと減る/家庭での話し合い/家屋は大・家族は小/疑の教育/田舎を見直せ
◆自作随筆選
人の命の重さ
◆釈尊のことば(58) −法句経解説−
(200)われらは一物をも所有していない。大いに楽しく生きて行こう。・・・
(201)勝利からは怨みが起こる。敗れた人は苦しんで臥(ふ)す。・・・
(202)愛欲にひとしい火は存在しない。ばくちに負けるとしても、憎悪にひとしい不運は存在しない。・・・
◆後記




6月号

◆巻頭詩
悪口/やり残したものは無い
◆人生を考え直してみたい人は(42) −『聖書』解説(18)−
「5 また、祈るときには、偽善者たちのようであってはいけません。〜
8 だから、彼らのまねをしてはいけません。・・・」
◆自作詩短歌等選
子育てと農業/縁起を超えよ/性の解放/精進の精とは/本当の美とは/真の自由/自己追求の政治/真実は自己の内/身口意を分かつ
◆自作随筆選
日本人の公共心
◆釈尊のことば(59) −法句経解説−
(203)飢えは最大の病いであり、形成せられた存在(=わが身)は最上の苦しみである。・・・
(204)健康は最高の利得であり、満足は最上の宝であり、信頼は最高の知己であり、ニルヴァーナは最上の楽しみである。
(205)孤独(ひとりい)の味、心の安らいの味をあじわったならば、恐れも無く、罪過(つみとが)も無くなる、−−真理の味をあじわいながら。
◆後記





7月号

◆巻頭詩
病んでいる
◆人生を考え直してみたい人は(43) −『聖書』解説(19)−
「9 だから、こう祈りなさい。『天にいます私たちの父よ。御名(みな)があがめられますように。・・・』〜
15 ・・・人を赦さないなら、あなたがたの父もあなたがたの罪をお赦しになりません。」
◆自作詩短歌等選
自分ができない事/学校にもっと自由を/少年殺人防止対策/破壊を加速する/善いとこ・悪いとこ
◆自作随筆選
酒鬼薔薇聖斗事件
◆釈尊のことば(60) −法句経解説−
(206)もろもろの聖者に会うのは善いことである。・・・
(207)愚人とともに歩む人は長い道のりにわたって憂いがある。・・・
◆後記





8月号

◆巻頭詩
人間関係がとれない/教育の成果
◆人生を考え直してみたい人は(44) −『聖書』解説(20)−
「16 断食するときには、偽善者たちのようにやつれた顔つきをしてはいけません。・・・ 〜
18 それは、断食していることが、人には見られないで、隠れた所におられるあなたの父に見られるためです。・・・」
◆自作随筆選
障害児学級と普通児
◆自作詩短歌等選
聖斗事件を捉える視点/人間への進化とは/統制と自由と愛/我慢だけが人生/人文・社会科学は/末法の僧侶
◆釈尊のことば(61) −法句経解説−
(208)よく気をつけていて、明らかな智慧あり、、学ぶところ多く、忍耐づよく、戒めをまもる、そのような立派な聖者・善き人、英知ある人に親しめよ。・・・
(209)道に違(たご)うことになじみ、道に順(したが)ったことにいそしまず、目的を捨てて快いことだけを取る人は、みずからの道に沿って進む者を羨むに至るであろう。
(210)愛する人と会うな。愛しない人とも会うな。・・・
(211)それ故に愛する人をつくるな。愛する人を失うのはわざわいである。・・・
◆後記




9月号

◆巻頭詩
よこしまなこころ/過食と小食
◆人生を考え直してみたい人は(45) −『聖書』解説(21)−
「19 自分の宝を地上にたくわえるのはやめなさい。・・・ 〜
24 誰も、ふたりの主人に仕えることはできません。・・・」
◆自作随筆選
断食修行体験記
◆自作詩短歌等選
かすがたまる/善悪と相対主義/戦術は哲学にならぬ/他信こそ必要/霊と魂の不通/他己の軽視/人間の土台/常識の喪失/冷(さ)めた現代人/人間の生/食と苦しみ
◆釈尊のことば(62) −法句経解説−
(212)愛するものから憂いが生じ、愛するものから恐れが生ずる、愛するものから離れたならば憂いは存在しない。どうして恐れることがあろうか? 〜
(216)妄執から憂いが生じ、妄執から恐れが生ずる、妄執から離れたならば憂いは存在しない。どうして恐れることがあろうか?
◆後記




10月号

◆巻頭詩
大人のしつけこそ/心の貧乏
◆人生を考え直してみたい人は(46) −『聖書』解説(22)−
「25 だから、わたしはあなたがたに言います。自分のいのちのことで、何を食べようか、何を飲もうかと心配したり、また、からだのことで、何を着ようかと心配したりしてはいけません。〜
29 きょうあっても、あすは炉に投げ込まれる野の草さえ、神はこれほどに装ってくださるのだから、ましてあなたがたに、よくしてくださらないわけがありましょうか。信仰の薄い人たち。」
◆自作詩短歌等選
責める・許す/哲学も動機/社会が滅びる/原罪と宿業/こころに鍵をかける/得て勝手/ヨーガの成果/雨三日/守れぬ教え/独り善がり/菩薩行とは/勝手読み/自分の法を説く/恥ずかしさの感情
◆自作随筆選
教育荒廃を救うもの
◆釈尊のことば(63) −法句経解説−
(217)徳行と見識をそなえ、法(のり)にしたがって生き、真実を語り、自分のなすべきことを行なう人は、人々から愛される。
(218)ことばで説き得ないもの(=ニルヴァーナ)に対する志を起し、意(おもい)はみたされ、諸の愛欲に心の礙(さまた)げられることのない人は、(流れを上る者)とよばれる。
◆後記





11月号

◆巻頭詩
迷惑お断り/幸せへの感性
◆人生を考え直してみたい人は(47) −『聖書』解説(23)−
「31 そういうわけだから、何を食べるか、何を飲むか、何を着るか、などと言って心配するのはやめなさい。〜
34 だから、あすのための心配は無用です。あすのことはあすが心配します。・・・」
◆自作詩短歌等選
健康法の早死に/煙草と酒への執着/共食するということ/ちょっと失敬/共に食う/インターネットの繁栄/死が地獄/迷惑許さず/親の無責任/迷惑ばかり/身体の物象化
◆自作随筆選
私生活主義世代論
◆釈尊のことば(64) −法句経解説−
(219)久しく旅に出ていた人が遠方から無事に帰って来たならば、親戚・友人・親友たちはかれが帰って来たのを祝う。
(220)そのように善いことをしてこの世からあの世に行った人を善業が迎え受ける。・・・
(221)怒りを捨てよ。慢心を除き去れ。・・・
◆後記




12月号

◆巻頭詩
弱さを売り物にする/義務不履行
◆人生を考え直してみたい人は(48) −『聖書』解説(24)−
「今月から第7章に入ります。
1 さばいてはいけません。さばかれないためです。〜
5 偽善者たち。まず自分の目から梁(はり)を取りのけなさい。・・・」
◆自作詩短歌等選
思いやりと空念仏/宗教の体得/物の尊厳と化学物質/ことばの力/援助と迷惑と報恩/障害者差別の解消は?/こころ豊かにするには
◆自作随筆選
忘れることが美徳!?
◆釈尊のことば(65) −法句経解説−
(222)走る車をおさえるようにむらむらと起こる怒りをおさえる人−−かれをわれは(御者)とよぶ。・・・
(223)怒らないことによって怒りに打ち勝て。・・・
(224)真実を語れ。怒るな。請われたならば、乏しいなかから与えよ。・・・
◆後記




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