向山洋一教育実践原理原則研究論文/ 各学年 /討論の授業
          

 討論の授業を組み立てよう

  岡山県津山市立北小学校    岡田健治

 
 前回行った当会の会員アンケートの集計をした所、会員の皆さんが、今関心があるテーマの一つに「討論の授業をどのように組み立てるのか」ということがあった。
 そこで、本ミニ特集では、討論の授業実践記録を集める事を通して、どのようなことに留意すれば討論の授業ができるのかを解明したいと考える。 さて、討論の授業を組み立てるに当たっての必読の書は以下の文献である。
「知的授業の組み立て方」向山洋一著(明治図書) P88から、「指名なしの発表のさせ方」の指導法が詳しく述べられている。発表の方法を教え、これができるようになってから、その方法に「討論」をのせるという向山先生の方法論がすばらしい。
「討論の授業入門」石黒修著(明治図書)
 「討論授業」成立の条件や組み立て方の原則がわかりやすく述べられている。以前に読まれた方も、再度の精読をおすすめする。以前気づかなかった重要なポイントに気づくはずである。また、『「討論」で授業を変える』石黒修著(明治図書)も必読である。
「授業の原理原則トークライン」1995年2・3月号(No.9)「討論の授業」の第一歩(特集)。「討論の授業成立の原理原則解明」の第一歩の足がかりとなったとのご意見を多くいただいた論文集。
 また、向山洋一教育実践原理原則シリーズとして明治図書より「討論授業の第一歩」が近く発刊予定である。
 さて、私が向山先生、石黒先生から教わったことの中から、極めて重要であると考えている討論の授業の成立のポイントは次の7つである。  

  1.机を向かい合わせにすること。
  2.向山式「指名なしの発表」の仕方を忠実に教えること。
  3.内部情報の蓄積を十分にさせること。
  4.「AかBか」といったゆれない発問を準備し、必ず中心発問を板書すること。
  5.論を作り上げる時間を十分に保障すること。(ノートや資料の活用も大切)
  6.意見の発表(〜に賛成です。その理由は・・・)をまずさせて、然る後に人数分布を調べ、つぶし合いに入ること。
  7.討論中は、教師は口ばしをはさまない。

 今後も、「討論の授業」について、学習システムや発問などさまざまな角度から研究を深めていく予定である。
 ところで、ALL向山洋一エクセレント講座は1996年11月9日に開催する事が決定した。第3回の大会では、「討論の授業VTR検討講座」も予定している。これは、会員の方から、討論の授業場面を録画したVTRを応募していただき、向山洋一先生に審査していただくという講座である。ぜひ、ご応募いただければ幸いである。


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詳しくは、向山洋一教育実践原理原則シリーズ(明治図書)向山洋一監修 岡田健治・小林幸雄編集 向山洋一教育実践原理原則研究会著をご高覧ください。